2017年2月28日 17:00
失読症とはどんな障害?ディスレクシアとの違いは?文字が読めなくなる原因や詳しい症状、治療法を解説!
以下のサイトでは、スマートフォンの中でも使用率が高い、iPhoneで「読み上げ」機能を設定する方法を紹介しているので、参考にしてみてください。
http://www.softbank.jp/mobile/support/iphone/accessibility/read/
iPhone 「読み上げ」機能の設定方法
失読症の相談先は?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186003621
本記事の序章で説明した通り失読症は高次脳機能障害の一つであり、検査にはMRIやCTが必要とされます。そのため、脳卒中や脳梗塞を経て失読症の症状が現れた場合、まずはかかりつけの脳神経内科や脳神経外科に相談することをおすすめします。
その後、視空間認知能力や、言語機能についての検査をします。脳の損傷によってどの言語機能がどの程度の影響を受けているのかを明らかにするのが目的で、言語聴覚士という言語リハビリテーションの専門家などによって行われます。
具体的には、標準失語症検査(SLTA)、標準高次視知覚検査(VPTA)などといった検査が行われる場合があります。
「読む」機能だけではなく複数の認知あるいは言語機能に問題が生じている場合などもあるため、症状の程度や種類に合った言語リハビリテーションが施されます。https://www.chibatc.co.jp/cgi/web/index.cgi?c=catalogue-zoom&pk=44
標準失語症検査(Standard Language Test of Aphasia;SLTA)
http://medicalfinder.jp/doi/abs/10.11477/mf.1552109034
標準高次視知覚検査(Visual Perception Test for Agnosia;VPTA)
高次脳機能障害の診断基準は、国立障害者リハビリテーションセンターHPにおいて以下のように示されています。
I 主要症状等
1.脳の器質的病変の原因となる事故による受傷や疾病の発症の事実が確認されている。
2.現在、日常生活または社会生活に制約があり、その主たる原因が記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害である。
II 検査所見
MRI、CT、脳波などにより認知障害の原因と考えられる脳の器質的病変の存在が確認されているか、あるいは診断書により脳の器質的病変が存在したと確認できる。