子育て情報『ターナー症候群とは?特徴や合併症、検査内容、治療法などをご紹介します』

2017年4月26日 18:45

ターナー症候群とは?特徴や合併症、検査内容、治療法などをご紹介します

骨密度に関しては、検査だけでなく、食事や運動など生活面での注意も重要となります。骨の形成に関わるカルシウムを多く摂取する、ウォーキングなどの運動習慣を心がけるといったことが大切です。

◇甲状腺
甲状腺の機能や抗体の検査を年に1回程度行います。これは甲状腺に慢性の炎症が起きる疾患である橋本病の合併に注意しなければいけないためです。

◇生活習慣病
コレステロールや血糖の測定や年に1回程度の肝機能の検査が行われます。診察ごとに体重測定が行われ、肥満を避ける指導がある場合もあります。


ターナー症候群の治療法

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161008409

ターナー症候群の主な治療は、小児期に行う低身長の治療と、思春期あたりから開始する性腺機能不全の治療の2つです。さらに成人期になると、合併症のチェックや年齢に応じた治療を行うことになります。


・成長ホルモン治療
低身長の治療として、成長ホルモン治療が行われています。個人差はありますが、治療後の最終的な平均身長は150センチ近くまでになり、身長の低いケースでも131.5~145センチになるとされています。

https://www.amazon.co.jp/dp/4779201772
出典:『成人ターナー女性―ターナーとして生きる―(甲村弘子/著)』2007年メディカルレビュー社

成長ホルモン治療はより早期から長期的に行うことで、成人身長を伸ばせます。開始時期は5~6歳ごろが妥当とされています。

・女性ホルモン補充療法
女性ホルモン補充療法を行う目的は、子宮の発育を促すこと、女性的な体型を得ることなどが挙げられます。一般的に思春期あたりから始めることが多いですが、年齢、身長、骨密度、骨年齢などを総合的に評価した上で、一人ひとりに合った時期に適切な治療を行うことが大切です。


ターナー症候群に対する医療費の補助制度

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ターナー症候群の方は小児慢性特定疾病の医療補助や高額療養費補助、不妊治療への支援を受けることができます。この章ではそれぞれの補助制度についてご紹介します。


ターナー症候群は小児慢性特定疾病に指定されており、医療費の自己負担分の一部の助成を受けることができます。

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