2021年2月10日 17:12
【無料勉強会も開催中】就学相談や学級選び、小学校生活に備え家庭でしておきたいことー発達が気になる子の就学、どんな準備が必要?
まずはお子さまの特性や、あったらいいなと思う配慮を整理する
お子さまが小学校入学への準備といっても、いったい何から考えるのがいいのでしょうか。
例えば、
「動き回ってばかりで、まったくじっとできない」
「トイレがまだ一人でできない」
「全体に向けて言葉で出された指示の理解が難しい」
など、お子さまが学校生活を安心して送れるか、気になるところを考えてみましょう。
もしそれらの理由や対策に心当たりがあれば、合わせて整理してみてください。
それによって「椅子にクッションがあればバランスがとれて長く座ることができる」「絵や図を使いながらなら指示を理解できる」など、できるようになる手がかりがあるかもしれません。
とはいえ、うまくいく・いかないには様々な状況や事情があります。
まずは「あのときだけはすんなりできていたなぁ…」など、ヒントを整理してみるのも一つかもしれません。
就学相談の際に、それらの情報が役に立つことがあります。
就学相談って?
Upload By LITALICOライフ
小学校には一般的なクラスである「通常学級」や、支援のある「特別支援学級」など、いくつかの就学先があります。
どの就学先がお子さまにとってよりよい環境になりそうか、保護者・児童、教育委員会で話し合って決めるのが就学相談です。
お子さまに障害があったり発達に気になるところがあったりするときに申し込むことができます。
時期は地域によって異なりますが、入学する1年前の春から始まる地域も多くあります。
また、基本的には就学時健康診断のように通知が来ないため、保護者から申し込む必要があります。
もし就学相談を受けたいと思った場合は、通っている幼稚園・保育園から申し込むケースもあるので、まずは幼稚園・保育園に確認していただくか、あるいはお住まいの市区町村の教育委員会に連絡してみてください。
就学相談では、発達検査や知能検査、お子さまの行動観察をすることもあります。
普段の様子を質問されることもあるため、事前に整理しておくとスムーズです。
どんな学級・学校がある?
小学校の就学先には4つの選択肢があります。
どの学級が合うのかは、人それぞれです。
・通常学級…一般的な集団のクラスです。
・通級指導教室…ふだんは通常学級にいながら、一部特別な指導が必要なときに、週数回程度、移動するクラスです。