子育て情報『海外論文「ASD児における第二言語習得の認知的利点」レビュー記事を公開!』

2023年1月19日 12:15

海外論文「ASD児における第二言語習得の認知的利点」レビュー記事を公開!

が高い傾向にあるという説明。
ASD児は、社会との関わり、特に他者の立場に立つことを苦手とする場合がありますが、Peristeriらの研究は、バイリンガルとして育つ経験が複数の言語を話す能力だけではなく別の能力も高め、ASD児が自分の視点から離れて他者の視点に立てるようになる可能性を示しています。

■ まとめ:バイリンガリズムはASD児の困難を増やすものではなく、むしろ困難から守る
バイリンガリズムや外国語習得が、学習障害(LD)、注意欠如・多動症(ADHD)、ASD児にどのような影響を与えるかを調べる研究はいま増加しており、今回の研究はこの分野に貢献するものです。先行研究の結果も踏まえると、バイリンガリズムはASD児が抱える困難を増やすものではなく、むしろ困難から守るものだと思われます。
ASD児にももう一つの言語を学ばせたいと願う親は、それが可能であること、そして、複数の言語を学ぶことが子どもの発達にマイナスの影響を与えないことを知っておくことが重要です。親の態度とASD児の社会的能力の関係を調べた研究がいくつかあり、親の前向きな姿勢はその親が子どもの診断結果を受け入れるかどうかに関係すること、そして、それがASD児の社会的能力の発達を支える親子の関わり方に影響を与える可能性があることがわかっています。そのため、親の前向きな姿勢や関与は、子どもにとって極めて有益になる場合があります。
※詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

https://bilingualscience.com/introduction/2023011101/

■ワールド・ファミリーバイリンガル サイエンス研究所
(World Family's Institute of Bilingual Science)
事業内容:教育に関する研究機関
HP(https://bilingualscience.com/
Twitter(https://twitter.com/WF_IBS)
所 長:大井静雄(東京慈恵医科大学脳神経外科教授/医学博士)
所 在 地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-7
パシフィックマークス新宿パークサイド1階
設 立:2016年10 月

詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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