オートデスクは19日、ベクター描画とイラストレーション向けアプリ「Autodesk Graphic」のMac版およびiOS版のダウンロード販売を開始した。英語版のみの提供で、Mac App StoreおよびApp Storeにて購入できる。価格はMac版が3,000円、iPad版が1,080円、iPhone版が360円。「Autodesk Graphic」は、高精細なイラストレーションからアート作品まで、さまざまな制作作業に必要なツールをすべて備えたMacおよびiOS向けアプリ。これまでMacやiPad用アプリとして知られていた「iDraw」技術を同社が買収し、これをベースに開発したものだ。また、従来のMacとiPadに加えて新たにiPhoneにも対応し、異なるデバイス間で簡単にデザインを共有、編集することが可能となっている。Mac版は、筆圧や太さが異なるブラシに対応し、WacomタブレットやForce Touchトラックパッドを利用することで筆圧を生かした描画が可能となっている。また、カリグラフィー用ブラシストロークのスタイルの作成・保存・再利用が行えるほか、選択したオブジェクト群の編集やパスの配置、ベクター素材やアートワーク全体の色の再調整、編集可能な素材のドラッグ&ドロップでの取り込みにも対応している。一方、iPhone、iPad版はiOS9での利用に最適化されており、さらにiPad版ではiOS 9の新機能であるマルチタスク機能「Slide Over」や画面分割機能「Split View」にも対応している。
2015年10月19日Googleは13日、iOSでAndroid Wear端末と連携できる「Android Wear for iOS」アプリを、App Storeから無料で提供開始。合わせて、米国で9月に発表したMotorola製の第2世代スマートウォッチ「Moto 360」を、2015年12月上旬以降に発売すると明かした。「Android Wear for iOS」は、iOS 8.2以降のiPhoneで利用可能。同アプリを経由し、「LG Watch Urbane」、「Huawei Watch」、「Moto 360 - 2nd」および、今後発売するAndroid Wearと連携できるようになる。着信やメッセージ、アプリの通知といったiPhone内の情報のほか、ウォーキング、ランニング、サイクリングデータ、歩数や心拍数といったフィットネス関連の情報を、Android Wear端末で確認できる。常時オン機能を有効にすると、Apple Watchと異なり、タップや手首の操作なしで情報を確認できるとする。また、検索やカレンダーの表示、リマインダーの設定なども行える。「Android Wear for iOS」と連携する端末のひとつ、10月に発表された「Huawei Watch」は、税別51,800円から16日からGoogleストアで販売開始した。また、米国で9月に発表された「Moto 360 - 2nd」は、価格未定ながら12月上旬以降に国内発売することも明かされている。Googleでは、科学雑誌ニュートンが監修した星間航行用のウォッチフェイスなど、新たに4種類のウォッチフェイスも同時に公開したが、 サードパーティ製ウォッチフェイスはiPhone向けAndroid Wearには対応していないので注意したい。
2015年10月16日Appleは10月15日(現地時間)、iOS用の「Pages 」「Numbers」「Keynote」のバージョン2.6をリリースした。iPhone 6sシリーズが搭載する3D Touchに対応。またiOS 9で追加されたiPadの新しいマルチタスク機能「Slide Over」「Split View」「Picture in Picture」をサポートする。ワイヤレスキーボード接続時にキーボードショートカットを使用でき、iPadでは新しいショートカットバーからフォーマットツールにすばやくアクセスできる。iWork ’08のファイルを開けるようになり、PagesとKeynoteはiWork ’06のファイルもサポートする。アクセシビリティ機能も向上した。VoiceOverを使って、フォント名やフォントサイズといったフォーマットの詳細情報の確認、チャートデータやチャート要素の編集、テーブルヘッダ情報の確認などを行える。
2015年10月16日米エンバカデロ・テクノロジーズは10月8日(現地時間)、マルチデバイス開発ツール「Embarcadero RAD Studio 10 Seattle」で、iOS 9 32-bitおよび64-bitデバイス向けの開発、デバッグ、実行をサポートしたことを発表した。アプリは、DelphiおよびC++言語によって開発できる。RAD Studioは、データベース対応の広範な接続性を備えたアプリケーションを、Windows 10、OS X、モバイル、IoT向けに開発できるビジュアル開発ツール。RAD Studio 10 Seattleの統合開発環境(IDE)とリモートデバッグ/配置をサポートするPAServerは、新しいXcode 7との互換性を備えており、FireMonkeyフレームワークとiOSのプラットフォーム機能を活用した最新バージョンのiOS向けアプリケーションを構築できる。RAD Studio 10 Seattle、および単体製品である「Delphi 10 Seattle」、「C++Builder 10 Seattle」は、現在販売中で、iOS 9サポートに関するアップデートは、アップデートサブスクリプション(年間保守)にて提供される。
2015年10月14日米Googleは12日(米国時間)、iOS/Android向けのVRアプリ「Google Cardboard」を39言語、100以上の地域に対応させたと発表した。Google Play、App Storeよりダウンロードでき価格は無料。「Google Cardboard」は、スマートフォンをVRデバイスとして利用するための専用アプリ。利用するにはダンボールなどで作られたビューアーが必要となる。2014年12月に英語版が公開され、累計1,500万ダウンロードを突破したという。新たに日本語を含む39言語をサポートし、100カ国以上で利用可能となった。加えてAndroid版のSDK「Cardboard SDK for Android」を強化。これにより低品質なセンサーを搭載したスマートフォンでも、ブレを低減させることができる。そのほか、Unity版の「Cardboard SDK for Unity」も改良され、iOSの「Metal」レンダリングや、Androidのマルチスレッドレンダリングに対応する。また、同社提供の地図アプリ「Googleストリートビュー」も、iOS/Android版ともに「Google Cardboard」に対応。ストリートビューを3D映像で楽しむことができる。
2015年10月13日パロアルトネットワークスは10月4日(米国時間)、新しいApple 新しいiOSを搭載する端末を狙う新たなマルウェアを発見し、「YiSpecter(イースペクター)」と名付けたとセキュリティブログで発表した。YiSpecterは、iOSシステム内でプライベートAPIを不正使用し、端末に攻撃するタイプのマルウェア。エンタープライズ証明書を悪用することで、端末がジェイルブレイクされているかを問わず攻撃できる。主に中国本土と台湾での感染が確認されている。主な侵入経路は、ISPからのトラフィックのハイジャック、Windows上のSNSワーム、オフラインアプリのインストールやコミュニティでの拡散など独特だという。YiSpecterが初めて確認されてから10カ月以上たった今でも、セキュリティ対策が遅れていると指摘している。ブログの執筆時点(10月4日ごろ)では、無料検査サービス「VirusTotal」に採用されているセキュリティ・ベンダー57社のうち、マルウェアを検出できたのは1社だけであったという。YiSpecterの実体は、エンタープライズ証明書で署名された4つのコンポーネント。プライベートAPIを悪用し、コマンドアンドコントロール(C2)サーバからこれらコンポーネントを互いにダウンロードおよびインストールする。悪質なコンポーネントのうち3つは、ユーザーにより発見されて削除されることを防ぐため、iOSのSpringBoardからアイコンを非表示にするよう細工している。コンポーネントはiOSの上級ユーザーを偽るために、システムアプリと同じ名前とロゴを使用している。YiSpecterはiOS端末に感染することで、端末内で以下のことが実行できる。任意のiOSアプリをダウンロード、インストール、起動ダウンロードしたアプリへの既存アプリを置き換え広告表示のため他のアプリ実行をハイジャックSafariのデフォルトの検索エンジン、ブックマーク、開いたページの変更C2サーバーへの端末情報のアップロードユーザーが通常のアプリを開くとフルスクリーン広告を表示ユーザーは、サードパーティのツールを使用することで、感染した端末上で追加された不審な「システムアプリ」を見つけることが可能だが、一度YiSpecterをインストールしてしまうと、手動でマルウェアを削除しようとしても自動的に復活してしまう。
2015年10月07日●iOSとMac OS Xの統合はナンセンス? - Apple CEO ティム・クックがBoxイベントで語ったコトBoxのイベント「BoxWorks 2015」にてBoxのCEO、Aaron Levie氏と対談したApple CEOのTim Cook氏、前編ではCook氏のエンタープライズに対する考え方をお伝えした。後編では、Appleの将来について、Microsoftとの競合について、そして社会問題に対して語る、Cook氏らしい見解をお伝えしよう。○マイクロソフトの"One Windows"は誤り?エンタープライズでのモバイルの普及率は「衝撃的に低い」と話すCook氏だが、コンシューマーのスマートフォン市場におけるiPhoneの強さは際立っている。ちょうど直前に世界で発売したiPhone 6s/6s Plusは、過去最高の販売台数を記録した。「1300万台だっけ?」とLevie氏が聞くと、軽くうなずきながら「それ以上」とCook氏、会場からは拍手が起こる。iOS端末の人気はMac人気にもつながっている。OSとして見た時、Macは「Mac OS X」、iPhoneとiPadは「iOS」となるが、Microsoftは最新の「Windows 10」で”One Windows(1つのWindows)”戦略を進めている。PCとモバイルで単一の体験という考えに対し、Cook氏は異論を唱える。「デスクトップとモバイルの両方向けの1つのOSという考えは信じない。両方からの引き算となり、最高の体験が得られない」とCook氏。AppleはiOSとMac OS Xの2つにフォーカスしており、PCからモバイル端末、さらにはウェアラブルのApple Watchまでシームレスに動くことが必要で、そのために「Handoff」などの機能を開発しているという。「(ユーザーは)ある程度の類似性は望んでいると思うが、混ぜ合わせるつもりはない」と付け加えた。Cook氏の言葉に対し、観客の一部は拍手を送った。また、Apple WatchについてはAppleは台数などを公開しておらず、それほど順調ではないのではという見方もされている。Apple Watchに話が及ぶと「まだまだ早期段階」とし、「フィードバックはすばらしい。フィットネス、健康という分野で、『人々の生活を変えている』と直接知ることが出来て喜んでいる」と、自身もフィットネス好きといわれるCook氏はコメントした。また、Apple TVについては、「われわれはTVについてのビジョンがある。来月末に出荷する」と述べるにとどまった。ほかにも、Appleが車を作るという憶測があるが、Levie氏は車とは聞かずに「他に新しい製品の計画はないの? 飛行機(Airplane)とか?」と尋ねる。これに対してCook氏は、(Airplaneのplaneをとって)「”iPlane”の計画はない。必要だと思う人もいるかもしれないけど、考えたこともないね」と笑って答えた。Apple Musicについては、「本当にすごくいいんだよ。音楽を発見できる」とCook氏は述べ、「つかってみて。3ヶ月無料だから」とすかさず来場者に売り込んだ。Levie氏が、ラジオチャンネルに「エンタープライズチャンネルなんてどう?」と冗談をとばすと、iPlaneには反応しなかったCook氏だが「なるほど、面白いアイディアだね」と笑った。30分のセッション中、Levie氏は用意したiPadの暖炉(暖炉を模したiPadアプリ)に始まり、iPhoneのアップグレードプログラムをTV、Mac、iPadとすべての製品に拡大し「月65ドルですべて最新のApple製品にアップグレードできるっていうのはどう?」と持ちかけたり、「(アーティストの)Taylor Swiftか(物言う投資家のCarl)Icahnか、どちらがネゴシエーションするのが難しい?」と聞くなど、終始会場を楽しませた。だが、重要なトピックも忘れずに取り上げた。●MSとの関係性は「変わっている」1つが、長年のライバルであるMicrosoftだ。iPhone 6sなどを発表した9月のAppleイベントにMicrosoftの幹部が登場したことに触れ、「関係はどうかわった?」とたずねる。「大きく変わっている」とCook氏は答える。現在でもライバルであることを認めつつも、「AppleとMicrosoftは、競合する部分よりも、提携できる部分の方が大きい。これを顧客も望んでいる。Mac上でOfficeが使えるというのは、重要なことだ」とCook氏は話す。「Microsoftとの提携は顧客にとって良いことであり、だからやっているんだ」とした上で、「ずっと恨んだり憎んだりすることは好きじゃない。人生は短くて、いつか終わる。できるだけたくさん友達がいたほうがよい」。そして、今後も顧客にメリットのある部分でさまざまな提携を進めるとした。会場からは大きな拍手が起こった。○社会問題に対する考え方は企業の責任の一つもう1つが、社会問題だ。Cook氏は自らが同性愛者であることを正式に明かすなど社会問題についての発言を積極的に行っている。Levie氏が「あなたは社会問題を公の場で語っている。この国を変えようとしている意思を感じるが、企業や技術は社会の変化に対してどんなインパクトを与えられるだろうか?」と問うと、「企業は社会に対して重要な責任がある。ここ数十年、政府の取り組みがなかなか進展しない中で、この責任はさらに大きくなっていると思う」とCook氏は切り出し、主として教育と気候変動について見解を語った。「われわれは品質にフォーカスしているが、品質というのは変わっていて、コストがない。人々に基本的な人権と尊厳を与えることもフリー(コストがない)だ。なのに、すべての人間は平等といわれた後、200年もの間、いまだ実現していない。Appleの従業員は深くこの問題を気にしているーー米国でも、それ以外の国でも。われわれは継続して伝えていくが、2015年の現在でもこの問題について話しているということ事態が自分にはショックだ」(Cook氏)こうした問題があるからこそ、公教育が重要な鍵を握る、と強調した。「私自身は公教育の産物だが、米国の公立学校では多くの子供たちが十分なレベルではない。基本的に、生まれた時から難しい状況であり、不平等だ」と問題を指摘する。Appleでは、教育への問題に取り組んでいるという。気候問題については、「この問題は現実のものになっている」として、話をするのではなく行動を起こすべきだとした。「Appleの米国のオペレーションは100%再生可能エネルギーを利用している。残りの国でもほぼ90%に達しており、われわれはフォーカスをサプライチェーンにも拡大している」とCook氏。そして、これは「複製してよい」と笑った(AppleはSamsungらと特許訴訟を展開している)。「だれだってできることだ。企業は立ち上がって、率先して取り組むべきだ」とCook氏は述べる。Appleはどこに向かうのか。直近の決算では年間の売り上げ高が1827億9500万ドル、時価総額でも世界最大の企業だ。だが、Cook氏によると、「まだ始まってもない」という。「私たちの目標は、最大の企業になることではない。われわれがやろうとしてきたことは、最高の製品を作ること。そして、最高の製品を作ると、最高の製品を使いたいという人が何人かいて使ってくれるだろうと信じてきた。継続して投資して、さらによくできる、とね」とCook氏。「(最高の製品を作ろうという)このエネルギーは1997年後半にSteve(Jobs氏)が戻ったときからで、われわれのDNAの一部だ」――提携戦略など、Jobs氏とは違う新しいAppleをあちこちに感じられることができたが、この部分についてはJobs氏の思想を引き継いでいるようだ。
2015年10月07日米Palo Alto Networksは、ジェイルブレイクされていないiOS端末も攻撃するマルウェアを発見した模様。「YiSpecter(イースペクター)」と命名されたこのマルウェアは、iOSシステム内でプライベートAPIを不正使用していることが分かっている。主に中国本土と台湾のiOSユーザーが本マルウェアに感染していると報告しており、全国的なISPからのトラフィックのハイジャック、Windows上のSNSワーム、オフラインアプリのインストールやコミュニティでの拡散といった手法で拡がっている模様である。YiSpecterは10か月以上インターネット上に存在しているとのことだが、無料検査サービス「VirusTotal」で調査したところ、セキュリティベンダー57社のうち、マルウェア検出できたは10月4日の時点で1社だけだった。YiSpecterはエンタープライズ証明書で署名された4つのコンポーネントから構成されていて、プライベートAPIを悪用することで、コマンドアンドコントロール (C2) サーバーからこれらのコンポーネントを互いにダウンロードおよびインストールする。コンポーネントのうち3つは、ユーザーの発見による削除を防ぐため、iOSのSpringBoardからアイコンを非表示にするよう細工を施す。また、これらのコンポーネントはiOS上級ユーザーを偽るために、システムアプリと同じ名前とロゴを使用している。感染したiOS端末においては、任意のiOSアプリをダウンロード/インストール/起動、ダウンロードしたアプリと既存アプリとの置き換え、広告表示のために他のアプリ実行の乗っ取り、Safariにおけるデフォルトの検索エンジン/ブックマーク/開いたページの変更、C2サーバーへの端末情報のアップロードといったことが実行される恐れがある。被害者の報告では、過去数カ月にわたる攻撃でこれらすべての挙動が確認されている。非ジェイルブレイクのiOS端末でも感染することが分かっており、手動で削除してもまた出現したり、通常のアプリを開くとフルスクリーン広告が表示されたりといった報告が寄せられている。エンタープライズ証明書を悪用することで非ジェイルブレイクiOS端末をマルウェア感染させる手法、プライベートAPIを不正使用する手口の存在は以前から知られていたが、その二つを組み合わせたマルウェアの存在が確認されたのは今回が初めてのことである。Palo Alto Networksは、広範なユーザーに被害を及ぼすもので、これはiOSセキュリティの障壁を一歩後退させるものであると声明を発している。
2015年10月06日武蔵野銀行は10月1日、スマートフォン専用に「口座開設アプリ(Android版・iOS版)」の取扱いを開始した。○口座開設と同時にネットバンキングの申込みも可能口座開設アプリは、顧客自身でアプリをダウンロードの上、本人確認資料として運転免許証をスマートフォンのカメラで撮影し、必要事項を入力し送信することで新規口座開設の申込みができるサービス。同アプリを利用することで、申込書の記入や郵送、来店による手続きが不要となり、最短4営業日でICキャッシュカードが手元に届くため、仕事などで来店が難しい顧客にとって利用しやすいサービスとなっているという。また、同アプリで開設する口座は、通帳を発行しない「WebNote(インターネット専用口座)」となるため、口座開設と同時にインターネットバンキング「むさしのダイレクト」の申込みも可能となる。そのため、取引明細や残高照会、振込み、定期預金などの基本的な金融サービスについていつでもどこでも利用することが可能となる。なお、スマートフォンアプリを利用した口座開設の取扱いは、埼玉県内の金融機関では初めての取扱いとなるという。武蔵野銀行は、顧客の多様なニーズに応え、最適な商品・サービスを提供していくとしている。○アプリ概要申込みできる取引き:(1)総合口座(普通預金)、(2)インターネットバンキング「むさしのダイレクト」。既にインターネットバンキング「むさしのダイレクト」を契約している顧客は、口座開設のみの取扱いとなる利用できる顧客:以下のすべてに該当する「個人」の顧客。(1)同行営業エリアに居住または勤務先(通学先)のある人、(2)運転免許証を保有している18歳以上80歳未満の人、(3)インターネットバンキング「むさしのダイレクト」および総合口座定期(0円)を申込みする人アプリのダウンロード方法:(1)スマートフォンで同行ホームページから「スマートフォン口座開設アプリ」のページを閲覧し「公式ストア」ボタンをクリック。(2)「GooglePlay」や「AppStore」にアクセス。「武蔵野銀行口座開設アプリ」で検索
2015年10月05日●Move to iOSでできることアップルは同社初のAndroid用アプリとなる「Move to iOS」をGoogle Playで公開した。AndroidからiOSへの環境移行に利用するアプリだが、アップルによるiOS陣営からの「挑戦状」「侵略」と受け取るユーザーも多く、感情的なレビューが横行している。実際のところ、どの程度簡単に移行できるものなのか、普段iOSをメインに使っている筆者が確認してみた。○何ができるアプリなのか?スマートフォンには写真やメール/メッセージなど、さまざまな個人的データがたっぷり詰め込まれている。こうしたデータは、iOSならiCloud、AndroidならGoogleの各種クラウドサービスを介して共有したり、ほかの機器に引き継ぐことができるが、異なるプラットフォーム間での移行は、ベテランユーザーでもなかなか面倒臭いものだ。携帯電話キャリアでも、機種変更の際にデータ移行をサービスしてくれる場合、iPhoneだけ別扱いというケースが多い。Move to iOSはこうしたデータの移行をユーザーに代わってやってくれるアプリだが、移行できるのはメール、写真、連絡先、ブラウザのブックマーク、Googleアカウントだ。アプリそのものやネットワークの設定などは移行できないので、ユーザーが自分でやらねばならない。今回はシャープの「AQUOS SHL25」からiPhoneへの移行を試してみた。筆者の場合メイン端末はiPhoneで、Androidのほうは画面撮り程度にしか使っていないため、データ量としてはかなり軽めだった。ヘビーユーザーで大量のデータを溜め込んでいる方にはあまり参考にならないかもしれないが、まずは手順を紹介していこう。●使う上での手順○AndroidにアプリをインストールまずはAndroid側。こちらはAndroid 4.0以上を搭載した端末が必要だ。Google Playで「Move to iOS」アプリをダウンロードしてインストールしよう。続いてiPhone側はiOS 9にアップデートした上でリセットして、初回のセットアップ画面にしておく。進めると、「Appとデータ」という画面が出てくるので、ここで「Androidから移行」を選択する。iPhone側の準備ができたらAndroid側で「Move to iOS」を起動し、あとは画面の指示に従って進めよう。まずアプリを起動したら、「コードを検索」画面まで進んで待機状態にしておく。次はiPhone側の操作。「続ける」をタップするとiPhoneにコードが表示される。ちなみに、このコードは毎回変わるので、メモする必要はない。今度はAndroid側がコード入力画面になるので、iPhoneを見ながらコードを入力しよう。コードを入力すると、両社が転送の準備を開始する。Android側に転送するものが表示されるので、チェックをつけて右上の「次へ」をタップする。するとデータが転送される。量にもよるが数分から数十分程度かかるので、電源アダプターは接続しておいたほうがいいだろう。これで転送完了となる。iPhone側はこのあとApple IDの設定などをすれば使い始められる。Android側はアプリを終了して完了だ。●使い勝手はどう?○どのデータが転送される?今回テストした端末には、ブラウザが標準のウェブブラウザとChromeの2種類インストールされていた。また、電話帳はローカルのデータと、Google上のデータを別々に閲覧するタイプだった。いったいどのデータが転送されるのかが気になっていたが、ブラウザは標準のウェブブラウザ、電話帳はローカルに保存したデータがそれぞれ転送された。また、メールはGmailのアドレスが登録されていたのだが、設定自体は転送されたものの、メールパスワードは転送されず、再入力の必要があった。写真についてはスクリーンショットと合わせてきちんと転送されており、問題はなかったようだ。冒頭で述べたように、アプリそのものはiOS側に同じものがあっても転送されず、またアプリのデータも転送されない。このあたりは結局自分で転送するしかないため、Move to iOSは電話機として最低限使える状態に持っていけるアプリ、という認識でいいだろう。なお、Android側から転送されるデータ量が多くiPhone側の容量を上回ってしまう場合、転送中に止まってしまうようだ。この場合はiPhoneのデータを消して再度やり直すしかないようで、事前に容量を比較できるような仕組みがほしかった。無料の割にはちゃんと機能してくれて、操作もわかりやすく、これといった問題は感じなかった。万が一失敗してもiPhoneをリセットするだけで済むし、Android側は何のデータ汚染もされないので安心感がある。iPhoneへの乗り換えを考えているAndroidユーザーは、一度試してみてはいかがだろうか。
2015年10月03日米Appleは9月30日(現地時間)、iOS 9のアップデート「iOS 9.0.2」をリリースした。ロック画面をバイパスして個人情報にアクセスできる可能性がある問題を修正する。ロック画面の問題は、iOS 9リリース後にユーザーからの指摘で明らかになったもので、ロック中のSiriへのアクセスを許可している場合、Siriのアシスト機能を用いてロックを解除することなく連絡先や写真にアクセスすることが可能だった。このロック画面の修正がiOS 9.0.2の唯一のセキュリティコンテンツであり、iOS 9.0.2はロック画面問題を解決するためのアップデートである可能性が高い。この他、iOS 9.0.2は「アプリのモバイルデータ通信の使用状況をオン/オフする設定の問題」「一部のユーザーがiMessageをアクティベートできない問題」「iCloudバックアップが手動バックアップ開始後に中断される問題」「通知の受信時に画面の向きが不適切に回転する問題」などを修正。またPodcastの安定性が向上する。
2015年10月01日iOSには、「WEBビュー」と呼ばれる機構がある。リンクのタップなどをきっかけにアプリの画面内にWEBページを表示する機能で、「アプリ内ブラウザ」と呼ばれることもある。アプリをSafariに切り替えることなくWEBコンテンツを生かせるため、多くのアプリに活用されている。エンジンはSafariと共通で、ページデザインを気にせずに済むこともポイントだ。iOS 9では、そのWEBビューが改良された。アプリ内にWEBページを表示することはもちろん、Safariが保有しているクッキーなどのデータを生かせるようになった。iCloudキーチェーンにもアクセスできるため、ログインを要求するサイトにWEBビューでアクセスしても、ユーザIDやパスワードを入力し直す必要がない。ふだん使うSafariの環境そのままを、アプリ内で利用できるようになったのだ。画面を呼び出したアプリに戻りやすくする仕掛けも用意された。ふだん通信キャリアの電波状態(アンテナ本数)が表示されているステータスバー左端の「○に戻る」をタップすれば、Appスイッチャーを利用することなくスムーズに呼び出し元のアプリに復帰できる。この機構は、意外なところでも活躍する。もっぱら通知センターのウィジェットとして利用される『株価』だ。一見するとわからないが、アプリの表示機構にWEBビューを使用している -- 独特のデザインが施されているものの『株価』アプリの本質はWEBページの表示だ -- ため、前述したメリットを受けることができるのだ。だから、どのアプリから(通知センター経由で)『株価』の画面を表示しても、ステータスバー左端の「○に戻る」をタップすれば、直前まで利用していたアプリに復帰できる。『電話』や『カメラ』のようにWEBとの関連性に乏しいアプリであっても利用できるので、株価チェックしたあとは画面左上をタップすれば元のアプリにすぐ戻れる、と覚えておこう。
2015年09月30日ESETは9月24日(現地時間)、「iOS 9 security flaw lets attackers access device through Siri」において、iOS 9および執筆段階で最新版であるiOS 9.0.1にパスコードを入力しなくてもデバイスにアクセスできる脆弱性が存在すると伝えた。実際にパスコードを回避するデモンストレーション動画が引用されており、動画ではSiriの機能を使ってパスコード入力を回避できていることが示されている。パスコードを設定した場合、適切なパスコードを入力しない限りロックは解除できない仕組みになっている。しかし、公開されたデモンストレーションによれば、パスコードの入力画面からSiriの機能を呼び出し、パスコードを入力することなくアプリを利用できる状態になっていることが確認できる。この脆弱性を一時的に回避するには、パスコードの設定でSiriを無効にしておけばよいとされている。Appleからこの脆弱性を修正するアップデートはまだ提供されていない。アップデートが提供されるまで設定を変更するなどして、この脆弱性に対処することが推奨される。
2015年09月29日伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は9月28日、店舗やECサイトで購入した商品情報が自動で登録される「食材管理アプリ」と「家計簿アプリ」を備える、小売業者向けクラウドサービスを提供すると発表した。同サービスは、会員型のECサイトを運営しているスーパーマーケットやドラッグストアなどの流通・小売企業をターゲットとしたもの。食材アプリは場所を選ばずに冷蔵庫などの食材を確認でき、家計簿アプリは購入した商品が自動で家計簿に反映される。アプリを利用する生活者の購買や消費の情報をもとに傾向を分析することで、ニーズに合った商品のレコメンドやクーポンの発行を可能にし、会員型のECサイトを運営している企業では、既存会員の維持と新規会員の獲得にもつながるという。食材管理アプリの利用によって、家庭にある食材を外出先で確認でき、二重買いや買い忘れの防止につながり、賞味期限も確認できることで家庭での「食品ロス」の削減にも役立てることができる。家計簿アプリについては、店舗POSシステムやECサイトなどとの連携により購入した商品の自動登録ができ、煩雑な手入力による操作を省いた利用が可能となっている。すでに6月から、生活協同組合連合会コープネット事業連合が同サービスの利用を開始している。
2015年09月29日トレンドマイクロは9月24日、同社のセキュリティブログで、iOSアプリを汚染したXcodeGhostに関する記事を公開した。AppleのiOS端末向け正規アプリストア「App Store」は、Appleが公開前にアプリを審査し、集中管理を行う、安全なアプリストアと考えられてきたが、不正なコード「XcodeGhost」はApp Store上の複数の正規アプリで確認された。さまざまなプラットフォーム上で開発するためAppleが提供している正規のツールキットである「Xcode」は、数ギガバイトある上、Appleのサーバへの接続速度が遅いため、中国の開発者にとっては公式サイトからダウンロードすることが困難だった。その結果、中国のiOS向けアプリ開発者の多くは公式サイトから「Xcode」をダウンロードせず、国外よりはるかに高速にアクセスできる、国内のファイル共有サイトにホストされたコピーや、さまざまなオンラインフォーラム上の投稿からコピーを入手していた。こうしたコピーには、不正なコードを含んだ新たなCoreService開発フレームワークが追加され、正規のファイルと置き換えられていたため、この改変ツールで作成されたアプリはすべて汚染されて、あるURLにアクセスするようにされていた。さらに、Xcode 6.4の改変バージョンでは、セキュリティリサーチャーやセキュリティ対策製品の検出を回避するために、不正なURLを隠ぺいしていた。「XcodeGhost」の作成者は、今回の騒動に対する謝罪文と共にソースコードを公開したが、公開されたコードを検証すると、XcodeGhostが情報を窃取するだけでなく、遠隔でアプリにプッシュ通知を送信できることが判明。XcodeGhostを利用してユーザに通知文を送信することができるため、汚染された端末はApp Storeの指定されたアプリに誘導されるだけでなく、詐欺やフィッシングなどの不正活動に利用される可能性もある。トレンドマイクロの調査によると、XcodeGhostに最も影響を受けたのは中国だが、北米地域も大きな影響を受けている。なお、Apple はすでに最新バージョンとしてXcode 7とXcode 7.1のベータ版を提供しており、どちらも正規サイトから入手可能となっている。
2015年09月28日ディリゲントは、携帯端末、タブレット、コンピューターなどのアプリケーションを使用してプロフェッショナルなデジタルDJ環境を構築可能なiOS/Android 対応DJコントローラー「BEATPAD2」を発表した。発売時期は9月末。価格はオープンプライスで市場予想価格は税抜6万8,000円。同製品は、エンコーダーを押すだけでエフェクト、フィルター、ループがかけられ、チャンネルごとに8つずつ配置されたドラムパッドにより、ライブパフォーマンスを重視したDJプレイが行えるDJコントローラー。Algoriddimが開発した人気DJアプリの「djay2」のために設計されており、Mac/PCだけでなく、iOS/Androidデバイスでの利用にも対応する。また、大型155mm/マルチカラーLEDジョグホイール、100mmスケール/高解像度のピッチフェーダー、視認性抜群のトランスポートセクション、外部機器接続に対応するRCA入力、クラブ現場に対応できるXLR出力、2種類のヘッドフォン端子(6.3mmと3.5mm)、さらに4チャンネル・オーディオ・インターフェイスも搭載している。iOS6以降対応のLightningケーブル/アダプタ付属する。
2015年09月28日iPhoneやiPadで動作するアプリはAppleの提供するApp Store経由で取得することができる。AppleはApp Storeへのアプリ登録に厳しい審査を設けており、App Storeに登録されるアプリは他のアプリストアと比較して安全性が高いと言われてきた。しかし先日、XcodeGhostと呼ばれる不正なコードがApp Storeに登録された複数のアプリから発見され、App Storeの安全性について議論が交わされている。Trend Microは9月24日、「「XcodeGhost」:iOS正規アプリの汚染はどのように起きたか|トレンドマイクロ セキュリティブログ」において、こうした状況が発生した経緯を解説する記事を公開した。今回の問題は中国のインターネットが抱える特殊な事情によるところが大きいようだ。iOSアプリの開発にはAppleが提供している統合開発環境「Xcode」が使われる。中国のインターネットは、国内のアクセスは高速に行えるが、国外へのアクセスは規制がかけられている。そのため、XcodeをAppleのサイトからダウンロードするには時間がかかるため、中国の開発者は国内に設置されたサーバ上のXcodeをダウンロードして使用していたという。こうして中国国内で配布されていたXcode自体に不正なコードが含まれており、この改変されたXcodeを使ってアプリをビルドすると不正なコードを含んだ状態でアプリが生成されてしまうとされており、これが「XcodeGhost」と呼ばれる一連の不正アプリの原因になっていたと説明されている。
2015年09月26日●多機能になった「メモ」アプリ日本時間9月17日にリリースされ、iPhone 6sと6s Plusにも搭載されているiOS 9。新機能やアプリが追加されただけでなく、ユーザーインターフェースにおいて大幅な変更が加えられ使いやすい作りに。この連載では、iOS 9デバイスを使う方向けに基本的な利用法と知っておくと役に立つ使い方を紹介していきたいと思います。今回は「メモ」について。○チェックリストや手書きが加わり多機能にiOS 9で大々的な進化を遂げたのがメモアプリ。これまでiOSのメモはテキストとリッチテキスト、写真貼り付けの3つの入力方法というメモとしては非常にシンプルな作りでした。しかし、iOS 9では様々な機能が加わり使い勝手の良いツールとなっています。今回は、メモアプリの新機能とその使い方を中心に紹介していきましょう。さて、iOS 9で新しい入力方法として用意されているのは、箇条書きや番号付きなどのリスト形式、見出しやタイトルといったインデックス、チェックリスト、そして手書き入力です。入力を切り替えるには、メモを新規に開く際または編集時に画面内に「+」ボタンが表示されるので、これをタップ。するとメニューが現われて、好きな入力方法が選択できるようになっています。○メモアプリのチェックリスト、リマインダーとどう違う?新しくメモアプリに加わったチェックリスト。しかし、リマインダーアプリにも同様の機能が存在しますね。どう違うのかというと、ひとつはメモアプリの方はタスク整理機能がないこと。リマインダーの場合、タップひとつで実行済みの項目を非表示にすることができるのに対して、メモアプリの方はできません。ただし、メモアプリの方は作成後に共有ボタンをタップすれば、チェックリストをメールやメッセージなど他のアプリでも利用でき、他の人と共有できるようになっています。リマインダーはあくまで個人行動向けのToDoリスト、メモアプリは様々なシーンで使えるメモといった住み分けになりそうです。●多用な表現が可能に○見出しとリストの活用リッチテキストもこれまでは太字と斜体、下線のみでしたが、iOS 9では本文とタイトル、見出しで3種類のサイズのフォントが使い分けられるようになっています。フォントの変更の仕方は、太字と斜体、下線の場合は文字をタップで選択して、メニューの「BIU」をタップして変更したいフォントを選ぶだけ。また、見出しなどの場合は、テキストを書き込んだ後にテキストをタップして変更したい部分を選択。「+」ボタン→「Aa」アイコンをタップして、メニューから変更したいスタイルを選びます。また、文字スタイルを選択できるメニューの中には、箇条書きリスト、点線付きリスト、番号付きリストという3種類のリストもあり、リストが簡単に作れるようになっています。○手書き入力にも対応してキャッチーなメモも作成可能iOS 9のメモアプリの新機能として最も目を引くのが手書き入力。画面をメモ帳代わりに指やスタイラスで文字やイラストを入れられるようになっています。ペン先はフェルトペンタイプやマーカータイプ、鉛筆タイプなど3種類、定規、消しゴムが用意され、また色を変えることも可能。ペン先と色を選べばあとは画面に描くだけ。お絵かきツールの感覚で入力できます。またメモアプリの共有機能を使えば手書き入力のメモも画像として共有でき、メッセージやメールなどで送る、Facebookにアップといった使い方が可能です。○Webサイトも共有機能で取り込んでメモ化可能メモアプリの意外な機能として、Webクリップ機能が使えるようになったことです。使い方は簡単。Safariを起動してクリップしたいサイトを出したら、共有ボタンをタップし、出てきたアプリリストから「メモ」を選びます。保存の際、メモにテキストを追加・または保存先の選択も可能。メモアプリにはサイトのアイコンとヘッダーによるテーブルが保存され、これをタップするとWebへ移動する仕組みになっています。残念ながらサイトのレイアウトごとのキャプチャーはできませんが、1枚のメモに複数のリンクをクリップすることやテキストなどを入れることができるので、リンク集的な使い方ができるでしょう。●定型文も作成可能○メモアプリを使ってメールの定型文を作成するにはまたメモアプリで便利な点は、共有機能を活用することでメールアプリ用の定型文をあらかじめ作成できる点です。方法はまずメモアプリであらかじめメール用の定型文を入力して保存します。メールを作成する際にはメールアプリではなく、メモアプリの定型文を記したメモを開いて、共有ボタンをタップ。その後、メールアプリを選択すれば、メモの文言がそのままメールにコピーされます。また、iOS 9のメールアプリを使用する場合、タイトル・見出しといった文字スタイルもそのままメールに引き写されるようになっています。メモアプリにはメモ一覧で下方向にスワイプすると検索フォームが出るようになっています。メモアプリから定型文を探したい時はこの検索フォームを使うか、もしくはSpotlight検索を利用すると良いでしょう。iOS 9で様々な入力や機能に対応しているメモアプリ。EvernoteやOne Noteなどのノートアプリのような使い方ができるようになりましたが、何といってもiOSデバイスで手書きができる点はユニークでしょう。また、共有機能で他のアプリと連携できる機能を生かせば、下書きや手書きメモの送信など使える範囲が広がりそうです。
2015年09月26日ジャストシステムは25日、iOS端末向けの日本語入力アプリ「ATOK for iOS」を40%オフの価格で提供する。これにより通常価格は1,600円だが、960円で購入できる。なお、同日から30日までの期間限定となる。同セールは、「ATOK for iOS」の発売1周年を記念したもの。現在公開している最新バージョンでは、25日に発売された「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」や、最新OS「iOS 9」にも対応する。また、キーボードの新しいテーマカラーとして、「ブルー」と「ピンク」が追加している。購入はApp Storeの「ユーティリティ」カテゴリより可能。
2015年09月25日ジャストシステムは25日、iPhone、iPod touch、iPad用日本語入力システム「ATOK for iOS」の発売一周年を記念し、同アプリを通常1,600円のところ40%オフの960円で販売する。期間は9月25日から9月30日の23時59分まで。最新バージョンである「ATOK for iOS」ver.1.4.5では、25日に発売されたばかりの「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」に対応するほか、同機種に搭載されるiOS 9にも正式対応している。また、キーボードのカラーテーマに「ブルー」と「ピンク」が加わった。販売は、App Storeの「ユーティリティ」カテゴリで行なわれている。
2015年09月25日Opera Softwareは9月24日、「あなたの iOS9 にした iPad にOpera Coast」において、iOS 9に対応した最新の「Opera Coast」の公開を伝えた。iOS 9にはスライドオーバー、スプリットビュー、ピクチャーインピクチャーといった新たなUI/UXが追加されているが、今回リリースされた最新の「Opera Coast」はこうした機能に対応している。iOS 9ではアプリを起動中にほかのアプリを右側にオーバーラップする形で表示できるようになった。Opera Coastはこの機能に対応しており、例えば、Safariであるページを表示させたまま、スライドオーバーの機能を使ってOpera Coastを起動させ、別の検索を実施したり別のサイトを表示させたりといったことが可能になる。スライドオーバーに対応していないアプリはそもそもスライドオーバーの対象として表示されない。Opera Coastはスプリットビューにも対応しており、同時に2つのアプリを使うこともできる。Safariの起動時にSafariをスライドオーバー/スプリットビューの対象とすることはできないため、Safariで2つのWebページを同時に閲覧しながら作業するといったことはできない。スプリットビューでOpera Coastを起動すれば、SafariとOpera Coastで同時に2つのページを見ながら作業するといったことが可能になる。
2015年09月25日●「低電力モード」の謎を探るUIに影響しない部分におけるiOS 9最大の進化点といえば、「バッテリー管理」をおいて他にない。システムのアップデートというソフトウェアによる改良であるだけに、バッテリー周辺に物理的な変更をくわえず運用面の工夫のみということになるが、誰にでもわかりやすいが明確というAppleらしさ漂うアプローチを見せてくれる。バッテリー関連で目に留まる新機能は「低電力モード」だ。「設定」に新設された「バッテリー」項目にあるスイッチをオンにするだけで、バッテリーのもちを優先させたシステム管理方式に切り替わる。ステータスバーに表示されたバッテリー残量が黒から黄色に変化するため、通常モードか低電力モードかは一目瞭然だ。アプリの操作レスポンスも変化する。まったく同じ通信環境(Wi-Fi/モバイル)を利用しているにもかかわらず、低電力モードに切り替えるとSafariのページの読み込みに要する時間が明らかに延びる。通常モード時が"サクサク"だとすると、低電力モード時はワンテンポ遅れるような、いってしまえば"モッサリ"に変化するのだ。低電力モード時は、バックグラウンド処理も大幅に省略されているようだ。モードを切り替えてから「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」を表示すればわかるが、スイッチは無効化され、「"低節電"モードでは、Appのバックグラウンド更新は無効になります」(原文ママ)というメッセージが目に入る。この画面で管理できるアプリ(≒サードパーティー製アプリ)については、低電力モード時にはバックグラウンド動作しないものと考えていいだろう。「Appのバックグラウンド更新」の管轄外とされている純正アプリはどうかというと、やはり機能の制約を受けているようだ。通常モード時の「メール」は、プッシュ型のサービスはただちに(バックグラウンドで)読み込み処理を行うが、低電力モード時には省略されているようで、着信したメッセージを開くとき「読み込み中」の回転する歯車をよく目にするようになる。通常モード時、プッシュ型のiCloudメールで見かけることはほとんどないだけに、バックグラウンド処理の不在を実感できる。"モッサリ"の原因だが、CPUをクロックダウンしているものと推測される。SafariでWEBブラウジングしているときなど、通信と描画を並行して進める処理で顕著だが、体感速度は通常モード時と比べ目に見えて低下する。ページ遷移がワンテンポ遅くなり、スクロールするときに一瞬間が空く印象だ。iPhone 6でこの状態なのだから、CPU性能で劣る旧モデルは推して知るべしだろう。体感速度の低下は数字の裏付けがある。ベンチマークアプリ「Geekbench 3」を使い測定したところ、通常モード時のスコアは2767/1597、低電力モード時は1752/1031(いずれもマルチコア/シングルコアの順)。単純計算すると、クロック値ベースで35%前後パフォーマンスが低下していることがわかる。●低電力モードの効果は?○通常モードと低電力モードを比較するベンチマークアプリ「Geekbench 3」にはバッテリーテストが含まれており、iPhoneのバッテリーがどの程度もつかを検証できる。テストに時間制限はないため、iPhone 6を通常モードと低電力モードそれぞれで満充電の状態から3時間測定し、バッテリー残量がどの程度あるかを比較してみることにした。なお、バッテリーテスト中はディスプレイが点灯したままになるため、実際の利用にそぐわない(スマートフォンはロック状態が稼働時間の大半を占めるはず)ことから、「Dim Screen」スイッチをオンにしてテスト中は画面が暗くなるよう設定した。その結果だが、前述したCPUのクロックダウン(推定)とほぼ比例している。通常モード時は、3時間後のバッテリー残量は1%とバッテリーをほぼ使い切ったが、低電力モード時の残量は44%。ただ低電力モードに切り替えるだけの設定変更で、バッテリーのもちが4割以上延びた計算だ。このバッテリーテストは、動作している間一定の負荷をiPhoneにかけ続ける。だから通常モード時は明らかに(Apple A8チップ付近の)温度が上昇するが、低電力モード時はさほど変化が認められない。モバイル回線を使用しないなど実際の利用スタイルとは少々ギャップがあるものの、CPUのクロックダウンがバッテリーのもち改善に大きく貢献していることがわかるテストといえるだろう。○バックグラウンド動作を把握してバッテリの効率利用をもうひとつ、バッテリー関連では「バックグラウンド動作」の把握が可能になった。iOS 9で新設の「バッテリー」画面には、電力消費量の多いアプリがシステム全体の電力消費量における割合とともにリストアップされるが、ここで「○日以内」タブの右横にあるタイマーボタン(またはアプリリスト)をタップすると、アプリがバックグラウンド動作で消費したおよその電力がわかるのだ。たとえば、全体でのバッテリー使用率が5%表示されている「メール」は、タイマーボタンをタップすると「14分(画面上) - 1.4時間(バックグラウンド)」などと表示内容が変化する。この表示は、ユーザが操作していた時間が14分、バックグラウンド動作していた時間が1.4時間という意味だが、メールが動作していた合計98分がバッテリー全体の5%を現在選択しているタブの期間内に消費した計算となる。「メール」はつねにバックグラウンド動作を許可された特別なアプリだが、現在のiOSではサードパーティー製アプリにもバックグラウンド動作が許可されている。あまり利用していないはずなのに使用率が上位にランキングするアプリは、このタイマーボタンで謎がとけることがある。Facebook公式アプリは、その代表格と言っていいだろう。1日の利用時間がわずかにもかかわらずバッテリー使用率がなぜか多い、という場合にはタイマーボタンをタップしてみよう。「画面上」の時間より「バックグラウンド」の時間のほうが多いくらいかもしれない。LINEなどメッセージング機能を持つアプリはこの傾向が多いため、バックグラウンド動作を禁止して(当然関連する機能は使えなくなるが)バッテリーを節約する、という余地が見えてくる。アプリの無駄な動作を厳しく制御したければ、タイマーボタンのタップから始めてみよう。
2015年09月24日アイキューブドシステムズは9月17日、モバイル管理ツール「CLOMO MDM」がiOS 9に対応したと発表した。同社によると、iOS 9への対応は国内最速だという。CLOMO MDMは、スマートデバイスを企業・教育機関で導入する際の「情報漏えい対策」「利用ルールの適用」「状態の監視」などを実現するMDMツール。Appleの「Volume Purchase Program」や「Device Enrollment Program」にも対応している。iOS 9への対応にあわせ、新機能の提供も案内されている。一つにはApp Storeを経由しないApp Storeアプリのインストールがある。従来は、CLOMO MDMを通じ、App Storeアプリをインストールする際に App Store の利用制限を解除する必要があったが、今後は、App Storeの利用制限を実施したまま、App Storeアプリのインストールが可能になる。また、今まで不可能だった、Apple ID を登録していない状態でのApp Storeアプリのインストールも可能になる。更に、CLOMO MDMを通じてインストールしたアプリを、再インストールすることなくManaged Appsへ移行できるようになるとしている。
2015年09月24日iOS 9のコンテンツブロック機能を用いた広告ブロックツールが議論を呼んでいる。米App Storeで36時間も有料アプリのトップを独走していた広告ブロックアプリ「Peace」を、開発者のMarco Arment氏が「Just doesn’t feel good」と取り下げてしまった。「広告ブロッカーには見逃してはならないアスタリスクが付く:たくさんの人に大きな利益をもたらすが、人を傷つけもする。しかも、傷つけてはいけない人まで傷つける」と述べている。Arment氏がPeaceを取り下げたのは、同氏が開発者(Tumblr、Instapaper、Overcastなど)であると同時に、「Marco.org」という人気ブログを持つブロガーであるためだ。なぜ広告ブロッカー/トラッキング・ブロッカーが求められているかというと、利益を追求するばかりでユーザーをないがしろにしたアドネットワークや媒体(Publisher)が増える一方だからだ。アドネットワークに大きなスペースを与えているWebサイトは、頻繁に広告サーバにアクセスし、ページにたくさんの広告を載せ、ユーザーのブラウジングをトラッキングする。そんなサイトでWebの世界がどんどん荒れて、ユーザーのWeb体験が損なわれている。開発者として、Arment氏は広告ブロッカーがモバイルユーザーにとって有用で必要なツールだと信じている。しかし、広告やトラッキングをすべてブロックしてしまったら、広告ベースでコンテンツを無料提供できたWebのビジネスモデルが崩れてしまう。Webでコンテンツを無料提供してきた媒体、それに関わるデザイナーやライターなど多くの人が窮することになるだろう。ブロガー仲間からの批判に直面したArment氏は、ブロガーとしてPeaceの提供中止を決断した。その板挟みの心理が「Just doesn’t feel good」というコメントに表れている。○広告ではなく、The Deckをブロックしたのが問題「広告をブロックして快適なWebを取り戻すべき」という声に対して、媒体や広告主は「広告をブロックしたら、無料で成長してきたWebが細る」と反論する。広告は悪か、それとも必要悪か。相いれない対立に思える広告ブロッカー問題だが、Peaceの販売中止騒動はこの問題の核心を突いている。というのも、この騒動がJohn Gruber氏のPeaceに関する以下のツイートから始まったからだ。「Safariのコンテンツブロッカーがデフォルトで"The Deck"をブロックするとしたら、それは誤りだと思う。反論できるならやってみろ」Gruber氏は、自身も人気ブロガーである。その立場からPeaceが広告をブロックしていることを批判しているのではなく、Peaceが「The Deck」をブロックしていることを批判している。何が違うのかというと、The Deckはユーザーと広告主の双方の利益を重んじている「良いアドネットワーク」なのだ。あらゆる広告を配信するのではなく、広告を扱う分野を限定し、さらにThe Deckが実際に使用して認めた製品やサービスの広告のみを採用する。媒体も広告ターゲットの分野で効果が見込めるものに絞り込み、さらに広告が増えすぎないように広告スペースを制限している。The Deckの広告はコンテンツの邪魔をせず、読者が興味を持つ広告が表示され、デザインのバランスも優れている。動作は軽快で、ユーザーは快適にWebサイトを楽しめる。広告主や媒体にとってThe Deckはとても面倒なアドネットワークなのだが、結果的に広告主や媒体もユーザーとの太い結びつきという利益を得られる。広告まみれではなく、読者が快適に無料コンテンツを楽しめるように努める媒体もあり、そうした媒体が採用してるThe DeckをPeaceはブロックした。Gruber氏の痛烈な批判のポイントは、そこなのだ。だから、読者を大切にしてきたブロガーの1人(Marco.orgもThe Deckを使用している)として、Arment氏はPeaceを取り下げた。Peaceは広告ブロックにGhosteryのデータベースを用いていており、GhosteryがThe Deckを広告に分類していることに気づいていたArment氏はデフォルトでThe Deckがブロックされないように手を加えることも考えたという。しかし、最終的には公正を期して、そのままの状態で提供した。ユーザーはホワイトリスト機能を使って、例外をカスタマイズできるが、Peaceのホワイトリストはサイト単位でしか指定できず、アドネットワーク全体を例外にすることはできない。ちなみにGhosteryは、広告ブロックやトラッキングブロックをユーザーが柔軟にコントロールできるようにするサービスである。Ghosteryもまた、エンドユーザーの利益につながるサービス/ツールであるだけに、Peaceの販売中止騒動はなんとも皮肉な結果になってしまった。ユーザーのWeb体験を損なう広告やトラッキングのみをブロックし、ユーザーの体験を損なわずに情報やコンテンツへの自由なアクセスをサポートする広告はユーザーに届けられるのが望ましい。しかし、ただツールに任せるだけでは、実現までに時間がかかりそうだ。本を正せば「公正を期す」という理由で、Arment氏がThe Deckをブロックの例外にしなかったのが騒動の始まりである。だが、同氏がThe Deckだけ例外にしていたら「自分のブログが採用しているアドネットワークだけ優遇」と批判されていただろう。Arment氏がPeaceでThe Deckを例外にし、ほかにもどのようなアドネットワークをデフォルトのホワイトリストに追加するべきか……という風に議論が広がるのが望ましいと思うのだが、「Just doesn’t feel good」と疲れ果てて開発者がPeaceの開発から手を引いてしまうのが現状である。Webの長所を残しながら、快適なWeb体験を実現するのは容易なことではない。開発者やツールだけに任せるのではなく、まずは私たちネットユーザーが、ユーザーをないがしろにするアドネットワークや媒体に改善を求め、逆にユーザーのためのコンテンツ提供や環境作りに努めるアドネットワークや媒体をサポートする意識を持つようになるべきなのだ。
2015年09月24日米Appleは9月23日(現地時間)、iOS 9のソフトウエアアップデート「iOS 9.0.1」の提供を開始した。iOS 9へのアップデート後に設定アシスタントが完了せずに抜け出せなくなる問題が報告されていたが、その不具合を解決する。この問題に見舞われたユーザー向けに、Appleは「If your iOS 9 device is stuck on Slide to Upgrade」というサポート文書を用意、iOS 9.0.1にアップデートする方法を説明している。このほかiOS 9.0.1では、アラームやタイマーが鳴らないことがある問題、Safariや"写真"アプリで一時停止したビデオのフレームが歪むことがある問題、プロファイルを用いたカスタムAPN設定でモバイルデータが失われることがある問題なども修正している。
2015年09月24日米Appleは9月21日(現地時間)、16日に公開したiOSの最新版「iOS 9」のアップデートペースがiOSの過去最速であることを明かした。App Storeの統計によると、9月19日にiOSデバイスの50%を超えた。Appleはまた、9月25日に予定している日本や米国など12市場での「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」の発売に関して、それぞれの市場の現地時間の午前8時よりApple直営店で販売開始すると発表した。日本、中国、香港、一部の米国の州では予約注文が必要だが、その他の市場では予約注文無しでも購入できる当日販売分を用意する。日本のAppleオンラインストアでは、22日時点でiPhone 6sの出荷予定日が1~2週、iPhone 6s Plusが3~4週になっている。
2015年09月22日●Spotlightで何ができるか日本時間9月17日にリリースされ、iPhone 6sと6s Plusにも搭載されているiOS 9。新機能やアプリが追加されただけでなく、ユーザーインターフェースにおいて大幅な変更が加えられ使いやすい作りに。この連載では、iOS 9デバイスを使う方向けに基本的な利用法と知っておくと役に立つ使い方を紹介していきたいと思います。今回は「Spotlight」について。○使うにはホーム画面を下か右にスワイプiOSデバイス、Macユーザーにはおなじみのデスクトップ検索機能、Spotlight。この機能はデバイスにインストールされているアプリや、メール、メッセージ、コンテンツなどが検索できる優れものです。それでは使い方を紹介していきましょう。Spotlight画面を出すには、ホーム画面を下方向にスワイプするか、ホーム画面の1ページ目で右にスワイプ。あとは検索ウィンドーにキーワードを入力すれば検索結果が画面上に表示され、結果をタップすると該当アプリやデータの画面に移行します。また、検索した結果に目的のものがなかった場合、iPhone内ではなくネットやApp Storeなどで検索したい場合でもSpotlightは使えます。検索後、結果画面を下にスクロールしていくと「Webを検索」「App Storeで検索」「マップを検索」という項目が出てくるので、いずれかをタップすると、それぞれSafari、App Store、マップに移行して結果が表示される仕組みです。○Spotlightからすぐ電話やメッセージを発信様々な新機能が追加されたiOS 9のSpotlightですが、便利になった点のひとつとして検索した連絡先から直接、電話やメッセージ、FaceTimeの発信ができるようになったこと。相手の名前で検索すると連絡先アプリに合致する名前が候補に出てきますが、その時、候補の右側にFaceTime、メッセージ、電話のマークが表示されるはず。このマークをタップすればすぐに発信されます。連絡先アプリでも相手の検索はできるものの、連絡先アプリは候補から相手を選択して発信する手順であるのに対し、Spotlightでは候補一覧上からすぐ発信できるので、急いで連絡したい時はSpotlightを利用するのが便利でしょう。●Siriに事前予測機能が追加○Siriが検索候補を予測してSpotlightに表示?iPhone内外の様々な検索に対応したSpotlightですが、今まで使ってきた人にとって驚きなのは、画面にアプリのアイコンや連絡先の相手が並んでいる段が表示されていることではないでしょうか。これはSiriの事前予測機能によるものです。Spotlightは新機能としてアシスタントアプリSiriと連携しています。Siriといえば音声入力で様々な操作を行なってくれるアプリですが、iOS 9では事前予測機能が追加。ユーザーがよく使うアプリや連絡先を、場所や時間に応じて予測するのですが、Spotlightでは今バージョンからこのSiriの事前予測を表示するようになりました。つまりSpotlight画面を出すと出てくる「SIRIの検索候補」という段は、Siriが予測した次にユーザーが使うであろうアプリや連絡先リストというわけです。また、右にスワイプした時にはニュース一覧が表示されますがこれもSiriが選んだユーザーが読みたいであろうニュースです。よく使うアプリある場合やよく電話やメッセージなどでやりとりする相手がいる場合、iPhone内を探さなくてもスワイプで即表示させられるという点では便利ですが、人によっては不気味と思うかもしれません。評価が分かれそうな機能でしょう。○天気や試合結果、株価など知りたい情報も表示また、Spotlight はiOS 9からiPhone内のアプリやデータ以外にも、一部情報の検索と表示にも対応しています。たとえば天気予報。「天気」または「てんき」と入力すると現在地の天気が、「天気」に地名を加えて検索すると、その場所の天気が表示されます。天気予報は天気アプリでもあらかじめ登録した場所の予報が見られますが、Spotlightならその場や知りたい場所の天気と降水確率、最高・最低気温がサッとチェックできるメリットが。また、チーム名を入力するだけで、サッカーや野球などの直近の試合結果や関連アプリなどが検索できます。そしてユニークなところとして株価もSpotlight上から検索可能。「株価」というワードと銘柄の社名を入れれば、株価アプリに基づいた現在の株価と高値・安値を表示。これらの情報はあくまでもSpotlight中のコーナーで表示されるため、簡易的な情報のみでくわしい情報を知りたい人にとっては物足りない、と思うかも知れません。そんな場合、情報をタップすればニュースサイトや情報元のアプリが開き、くわしい情報が見られるようになっています。Spotlightで検索から結果をタップ、という手順はアプリやデータ検索だけでなく、情報の検索でも有効です。●煩わしさは「設定」で解消○検索結果の項目を設定するにはさて、Spotlight検索は便利ですが、使わないアプリでの検索結果まで表示されるのは煩わしいところですね。また、新機能であるSiriの事前予測機能も「余計なお世話」「動作が重い」と感じる方がいるかもしれません。実はSpotlight検索で表示させるアプリや機能は設定アプリで変更可能です。方法は、設定アプリから「一般」→「Spotlight検索」と進み、出てきた項目の中から表示させないもののスイッチをオフにしていくだけ。また、Siriの事前予測機能も設定画面内の「Siriの検索候補」をオフにすると表示されなくなります。デバイスの機種によっては事前予測機能をオンにしたままだとSpotlight画面の表示にモタつくことがあるので、機能を利用しない場合は設定アプリでオフにしておくと良いでしょう。iOS 9のアプリ・機能の中でも大幅な進化を遂げたSpotlight。使いこなせると、iOSデバイスの便利さがアップする機能です。様々なアプリをインストールしている、連絡先やメールの件数が多い、という方は、バージョンアップを機に使い始めてみてはいかがでしょうか。
2015年09月20日大きな変更はないと伝えられるiOS 9だが、変化がないのはアイコンや全体のデザインで、よく見れば細部にまで手が入れられている。なかでも検索ツール「Spotlight」は、アプリとの連携や操作の先回り機能(Proactive Assistant)との関係もあり、使い勝手とその機能は大きく変わっている。アプリとの連携は、『天気』が好例だ。「天気」と入力すればいまいる場所の現在の天候が表示され、「札幌 天気」などと現在地ではない地域の天候も調べることができる。結果をタップすると『天気』アプリが起動し、より詳細な情報を確認できる。しかも一瞬のうちに表示されるため、操作のストレスは皆無に近い。株価検索も強化された。Appleであれば「AAPL」、Googleであれば「GOOG」とティッカーコードを入力するだけで、操作時点の株価情報が表示される。取引時間内かつリアルタイム情報の入手が可能な銘柄であれば、操作時点の株価をほぼリアルタイムに確認できるので、あらかじめ『株価』アプリに登録しておく必要はない。日本の株式市場の場合、ティッカーコードは4桁の数値になるが、問題なく検索できる。ソフトバンク(9984)やKDDI(9443)、NTTドコモ(9437)の3社で試したところ、会社名で検索してもWEBページなど株価以外の情報しかされなかったが、ティッカーコードを入力するとたちどころに株価が現れた。前述したとおり、検索結果をタップして『株価』アプリを起動してもいいが、Spotlightの画面だけでも現在価格と高値/安値の情報は確認できる。『株価』アプリに未登録の銘柄は、タップして『株価』に遷移するとかんたんに登録できるので、ウォッチ対象にするかどうか迷いがある銘柄をチェックするときの技として覚えておきたい。
2015年09月20日マネーツリーは、資産管理アプリ「Moneytree 一生通帳、家計簿より楽チン」において、iOS 9の完全対応と新しい中小企業向けサービス「Moneytree PRO」の提供を行うと発表した。iOS 9への対応に伴い、口座設定画面「金庫」をより詳細に管理できるように改変し、標準の取引明細の自動アップデートに加え、1日3回まで任意に更新が行えるようになった。また、アカウントごとの自動更新の一時停止が可能となり、過去の取引データを保存した状態で、アカウント情報の無効化ができるようになった。金融機関の登録フローがより簡便にもなっている。さらに、これまで有料プランで提供していた、取引明細を個人か経費として選択する機能を、無料で提供する運びとなった。昨年末より中小企業向けにサービスを提供していた経費精算機能「Moneytree PLUS」(旧称Moneytreeプレミアム)を強化し、以前より要望の高かったという法人口座への対応を実施している。法人口座管理のモバイル対応は業界内では初となるとのことだ。法人口座の複雑な管理や重要な取引も、アプリ内通知、プッシュ通知、メール通知で把握でき、アプリを開けない繁忙期でも取引内容を最新の状態にアップデートしてくれる。更新頻度は毎日、あるいは毎週で、アカウント別に設定される。また、従来の「Moneytree PLUS」の機能もすべて利用可能となっている。
2015年09月19日Dropboxは9月17日、iOS用アプリをアップデートしたと発表した。今回のアップデートは、iPhone/iPad向けの新OSであるiOS 9の公開に合わせたもの。ユーザーはアプリを最新版にすることで、iOSををアップグレードした後も引き続きサービスを利用できる。iOS 9に特化した新機能を搭載。iPhone 6Sなどの新機種に搭載された「3D Touch 」に対応し、ホーム画面にあるアプリのアイコンを深く押しこむように指を押すことで、よく使う機能を素早く呼び出せる。また、「スポットライト」検索からファイルを探すことが可能となった。また、アクションメニューは、どのファイルやフォルダーからも操作可能になる新機能を搭載した。従来からある「お気に入り」は「オフラインファイル」と改名されたほか、「オフライン」を選択されたアイテムはインターネット接続のない環境下でも閲覧が可能となった。Dropboxプロとビジネス向けDropboxの機能も刷新し、ファイルリクエストに締切日を追加する機能を追加した。ファイルリクエストは、ファイルの容量やプラットフォーム、デバイスの種類にかかわらず、簡単な操作で複数のファイルを集められる機能。締切日の機能では、日時を設定し、締め切り時間までのみファイルの提出を受け付けることが可能となった。
2015年09月18日