大きな変更はないと伝えられるiOS 9だが、変化がないのはアイコンや全体のデザインで、よく見れば細部にまで手が入れられている。なかでも検索ツール「Spotlight」は、アプリとの連携や操作の先回り機能(Proactive Assistant)との関係もあり、使い勝手とその機能は大きく変わっている。アプリとの連携は、『天気』が好例だ。「天気」と入力すればいまいる場所の現在の天候が表示され、「札幌 天気」などと現在地ではない地域の天候も調べることができる。結果をタップすると『天気』アプリが起動し、より詳細な情報を確認できる。しかも一瞬のうちに表示されるため、操作のストレスは皆無に近い。株価検索も強化された。Appleであれば「AAPL」、Googleであれば「GOOG」とティッカーコードを入力するだけで、操作時点の株価情報が表示される。取引時間内かつリアルタイム情報の入手が可能な銘柄であれば、操作時点の株価をほぼリアルタイムに確認できるので、あらかじめ『株価』アプリに登録しておく必要はない。日本の株式市場の場合、ティッカーコードは4桁の数値になるが、問題なく検索できる。ソフトバンク(9984)やKDDI(9443)、NTTドコモ(9437)の3社で試したところ、会社名で検索してもWEBページなど株価以外の情報しかされなかったが、ティッカーコードを入力するとたちどころに株価が現れた。前述したとおり、検索結果をタップして『株価』アプリを起動してもいいが、Spotlightの画面だけでも現在価格と高値/安値の情報は確認できる。『株価』アプリに未登録の銘柄は、タップして『株価』に遷移するとかんたんに登録できるので、ウォッチ対象にするかどうか迷いがある銘柄をチェックするときの技として覚えておきたい。
2015年09月20日マネーツリーは、資産管理アプリ「Moneytree 一生通帳、家計簿より楽チン」において、iOS 9の完全対応と新しい中小企業向けサービス「Moneytree PRO」の提供を行うと発表した。iOS 9への対応に伴い、口座設定画面「金庫」をより詳細に管理できるように改変し、標準の取引明細の自動アップデートに加え、1日3回まで任意に更新が行えるようになった。また、アカウントごとの自動更新の一時停止が可能となり、過去の取引データを保存した状態で、アカウント情報の無効化ができるようになった。金融機関の登録フローがより簡便にもなっている。さらに、これまで有料プランで提供していた、取引明細を個人か経費として選択する機能を、無料で提供する運びとなった。昨年末より中小企業向けにサービスを提供していた経費精算機能「Moneytree PLUS」(旧称Moneytreeプレミアム)を強化し、以前より要望の高かったという法人口座への対応を実施している。法人口座管理のモバイル対応は業界内では初となるとのことだ。法人口座の複雑な管理や重要な取引も、アプリ内通知、プッシュ通知、メール通知で把握でき、アプリを開けない繁忙期でも取引内容を最新の状態にアップデートしてくれる。更新頻度は毎日、あるいは毎週で、アカウント別に設定される。また、従来の「Moneytree PLUS」の機能もすべて利用可能となっている。
2015年09月19日Dropboxは9月17日、iOS用アプリをアップデートしたと発表した。今回のアップデートは、iPhone/iPad向けの新OSであるiOS 9の公開に合わせたもの。ユーザーはアプリを最新版にすることで、iOSををアップグレードした後も引き続きサービスを利用できる。iOS 9に特化した新機能を搭載。iPhone 6Sなどの新機種に搭載された「3D Touch 」に対応し、ホーム画面にあるアプリのアイコンを深く押しこむように指を押すことで、よく使う機能を素早く呼び出せる。また、「スポットライト」検索からファイルを探すことが可能となった。また、アクションメニューは、どのファイルやフォルダーからも操作可能になる新機能を搭載した。従来からある「お気に入り」は「オフラインファイル」と改名されたほか、「オフライン」を選択されたアイテムはインターネット接続のない環境下でも閲覧が可能となった。Dropboxプロとビジネス向けDropboxの機能も刷新し、ファイルリクエストに締切日を追加する機能を追加した。ファイルリクエストは、ファイルの容量やプラットフォーム、デバイスの種類にかかわらず、簡単な操作で複数のファイルを集められる機能。締切日の機能では、日時を設定し、締め切り時間までのみファイルの提出を受け付けることが可能となった。
2015年09月18日セルシスは、イラストを描く過程のライブ配信や複数ユーザーでの共同作業を楽しめるお絵かきアプリ「kakooyo!」のAndroid版を公開した(iOS版は先行公開されている)。本日18日よりGoogle Playからダウンロードできる。価格は無料。「kakooyo!」は、マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」などを提供するセルシスが開発した、スマートフォンやタブレット上でブラシパターンを切り替えながら、画面をキャンバスとして指で絵を描けるお絵描きアプリ。昨年末に公開されたiOS版に続き、今回はAndroid版のリリースとなった。同アプリの特徴は、複数(最大3人)のユーザーでひとつのキャンバスを共有して、一緒に絵を描ける「みんなでお絵かき」機能を備えること。参加者の画面上では同じ絵がリアルタイムに表示され、合作や共作で描くことができる。また、お絵かきしている様子をライブ配信することも可能。描き始めや途中でTwitterにツイートする機能が用意されるほか、誰かをフォローするとその人が描き始めときに通知を受け取ることができるという。ライブ配信中は、訪問してきた人に応援メッセージを書き込んでもらうことや、コメントをやりとりしながら絵を描くことも可能。もちろん、ほかのユーザーのキャンバスに参加して絵を描いたり、コメントを書き込むことも可能だ。このほか、ひとりでじっくりとお絵描きを楽しみたい人のために「こっそりお絵かき」モードも用意されている。なお、描画機能は、ペン、マーカーペン、えんぴつ、色えんぴつ、チョーク、木炭、スタンプ、直線、矩形、楕円、曲線、消しゴムなど全17種類のブラシパターンを搭載し、ブラシサイズは100段階で調整可能。最大10レイヤーまで作成きるレイヤー機能は個別に透明度の変更が可能。さらに矩形/楕円/投げなわ選択ツールの搭載やスタイラスペンでの筆圧感知(対応機種のみ)に対応する。
2015年09月18日●アップデートは至ってスムーズiOS 9アップデートの配布は、日本時間の17日午前2時にスタート。イベントで告知されたとおり米国時間での16日であり、配布開始からしばらくの間ダウンロードしにくくなるトラブル(「iOSのダウンロードでエラーが起きました」と表示され処理がキャンセルされる)があったことを除けば、大過なく進行した。iPhone 6でOTA(Over The Air)アップデートを試したところ、ダウンロードサイズはぴったり1GB。直後に表示されたダウンロード完了までの予想時間は12分でその後徐々に短くなったこと、筆者宅における下り方向の実測値は70Mbps程度ということをあわせれば、まずまずのスピードだ。iOSアップデート公開直後のサーバへの負荷は、端末メーカーごとの対応で機種により公開時期もまちまちなAndroid OSと比べると相当高いはず。にもかかわらず、iOSがまだiPhone OSと呼ばれていた時期と比較してもダウンロードは速く、負荷分散に成功しているように映る。AppleはAkamaiなどのCDN(Content Delivery Network)企業に頼らず、自社でネットワーク・インフラの構築を目指す方向とかねてから報道されているが、いずれにせよこのスムーズさの裏には周到な準備がありそう。現在iOSデバイスが桁違いに増えたことをあわせると、なおさらだ。ともあれ、iOS 9のアップデートは至ってスムーズ。数回におよぶシステムの再起動も滞りなく進み(放置すれば自動処理される)、位置情報サービスの有効化とiCloudにサインインするためのパスワードの入力、診断データをAppleへ送信するかどうかの選択をした程度で完了した。以前のアップデートに比べ操作ステップは減少しており、迷う箇所はないと言っていいシンプルさだ。さすがに、アップデート開始前にはバックアップの作成をお勧めするが、アップデートプロセスはさらに洗練され安心度も増しているため、初心者も安心して1人で取り組めると思う。●「Proactive Assistant」はいつ役立つか○iPhoneは"賢く"なったのか?アップデート完了後、まず試したのは「Proactive Assistant」。iOSデバイスの使用状況やメールなどのデータを分析、その結果をもとにユーザがとると予測される行動を見越した処理を行うことが、機能の主眼だ。アプリや設定項目といったわかりやすい形では存在しないが、iOS 9の注目されるべき新機能といえる。ところが、わかりやすい形では存在しない機能なだけに、これは明らかにProactive Assistantの効果だと断定できるシチュエーションになかなか遭遇しない。分析に使うデータを要する機能なだけに、アップデート直後という不利な状況もあるのだろうが……。と諦めかけていたそのとき、ロック画面で何気なくイヤホンのプラグを挿したところ、画面左下に「ミュージック」のアイコンが現れた。抜くと消え、挿し直すとまた現れる。イヤホンのプラグを挿したのだから音楽を聴くはず、だから(操作時点で)もっとも起動回数が多い音楽再生アプリの「ミュージック」を起動する、とiOSが"先回り"したのだろう。アイコンが表示された位置は、現在地を参考に関連するアプリをサジェストする「おすすめAPP」の表示位置としてiOS 8以降活用されてきた。その機能がProactive Assistantにも流用されるようになったのだろうが、しばらくしてSpotlightも該当すると気がついた。Spotlightの画面を表示したとき、検索フィールドのすぐ下に表示される「SIRIの検索候補」がそれだ。上部に表示されているのは、最近電話をかけた/かけてきた相手と、最近利用した/利用頻度の高いアプリだ。どちらもiOS 8まではAppスイッチャーの機能に含まれていたが、それが分離してSpotlightに統合されたものと理解できる。実際、「設定」の「メール/連絡先/カレンダー」にあった「Appスイッチャー」という項目は消えている。この原稿はiOS 9リリースから数時間の時点で書いているため、本来Proactive Assistantが持つ実力はデータ不足により検証しきれない。だが、iOSがある種の賢さを身につけつつあることは確か。iOS 9の使用時間が長くなればデータの蓄積が増え、その賢さに磨きがかかるのかもしれない。●手書き入力に対応した「メモ」○すぐに試してほしい「メモ」文字どおりメモをとるためのアプリだった「メモ」が、より"現実のメモ"に近づいた。ここでいう"現実のメモ"とは、メモは文字だけで構成されるものではなく、目的地への案内図、文章を楽しくみせるイラストなど、文字以外の要素を含むということ。紙と鉛筆の組み合わせほどの自由度はないものの、Appleらしいアプローチを見せてくれる。今度のメモは、タッチパネルを利用した手書き入力に対応している。ここでいう手書き入力とは、指先で書いた文字を解析しデジタルの文字として使うという意味ではなく、書いた内容をそのままグラフィックデータとして使うというもの。だから基本的な用途はイラストや道案内なのだが、機能の洗練度には目を見張るものがある。ペン先は極細/細/太の3種類が用意されているが、特筆すべきは「太」だ。利用したiPhone 6に筆圧感知機能はないため、タッチの強さで線の太さを変えることはできないが、線を自然に曲げることができる。フェルトペンで「6」と書くときのことを思い出してほしい。当初の進行方向(斜め下向き)は幅広だが、方向がやや下向きに変わるあたりで線がやや細くなり、その後幅広に戻ったあと再度のカーブでやや細くなり……と、ペン先の向きにあわせて線の幅が変わる。キュキュッという音こそないものの、書き上がった線はまるでフェルトペンのようだ。芸の細かさを感じるのは、線が重なった部分の色だ。以下のスクリーンショットでは、「7」の1画目と2画目が交わるところが濃くなっていることがわかるはず。しかも重ね書きするほど色が濃くなるため、ペン先が赤の場合は赤黒さ、青の場合は青黒さをも表現できる。かんたんに直線を引くことができる定規ツールも気が利いている。指2本で回転させれば、90度で交わる直線を引きマス目をつくるなど朝メシ前だ。チェックボックスをかんたんに作成できる機能もうれしい。「リマインダー」も同様の使い方は可能だが、「メモ」でつくるチェックボックスは1つのメモ上に存在するため、事前に必要なものリストを作成しておきそれを見ながら買い物を進める、といった使い方がかんたんに行える。デザインも洗練されており、多くのユーザに重宝されることになりそうだ。
2015年09月18日Appleは17日、iTunesの最新版となる「iTunes 12.3」の提供を開始した。iOS 9やMac OS X El Capitan、Windows 10に対応している。Mac版の「iTunes 12.3」では、「VoiceOver」使用時のApple Musicの操作性が向上している。また、Mac版、Windows版ともに、「次はこちら」の曲順が変更できない不具合などを修正した。そのほかの変更点は以下の通り。「最近再生した項目」に一部のラジオステーションが表示されない不具合の解消iOSでラブを付けた曲がiTunesでラブ済みにならない不具合の解消Apple IDを守る二段階認証をサポートなお、今回のアップデートには全体的な安定性やパフォーマンスに対する改善も含まれている。対応OSはWindows 7以降、Mac OS X 10.7.5以降。
2015年09月17日ケイ・オプティコムは17日、同社提供のMVNOサービス「mineo」において、iOS 9でのiOS端末の動作検証結果を公開した。それによると、ドコモ版、au版問わずiPhone 6/6 Plusの利用が可能だったという。mineoでは、ドコモ回線を利用した「Dプラン」とau回線を利用した「Aプラン」を提供している。iOS 9での動作検証結果によると、Dプランでは対象となるドコモ版とSIMフリー版のiPhoneシリーズすべての機種で、データ通信/音声通話/テザリングできる。Aプランでは、au版、SIMフリー版ともにiPhone 6/6 Plusでのデータ通信/音声通話が可能だったがテザリングは利用できなかった。また、au版、SIMフリー版のiPhone 5s/5cでは音声通話は可能だったものの、データ通信/テザリングは不可能となっている。iPadシリーズについては、iOS 9対応の全ての機種で、両プランともデータ通信が行えるが、au版、SIMフリー版のiPadとAプランを組み合わせた場合に、テザリングは利用できなかったという。25日より発売される「iPhone 6s/6s Plus」や、19日(ドコモは20日)から発売される「iPad mini 4」については、確認ができ次第アナウンスするとしている。
2015年09月17日米Appleは16日(現地時間)、iOSのメジャーアップデート「iOS 9」の提供を開始した。マルチタスクへの対応や、検索と音声アシスタント「Siri」の機能強化などが行われている。アップデートは"設定"の"一般"→"ソフトウエアアップデート" から実行可能で、対象機種はiPhone 4s以降、iPod touch第5世代以降、iPad 2以降、iPad mini以降。「iOS 9」では新たにマルチタスクに対応。使っているアプリの画面を離れることなく、別のアプリを立ち上げて作業できる「Slide Over」、2つのアプリを画面に並べて一度に操作できる「Split View」のほか、FaceTimeで相手と会話している場合や、動画の再生中にボームボタンを押すと、動画を画面端に表示する「ピクチャ・イン・ピクチャ」が可能となった。また、検索機能を強化。利用頻度の高い、あるいは最後に利用した連絡先やアプリが検索画面にあらかじめ表示される。さらに音声アシスタント「Siri」で、音声を使って端末内に保存されたデータや連絡先を検索できる。内蔵アプリでは、「メモ」アプリで画像や動画を貼り付けられるようになったことに加え、手書きのスケッチ機能も利用できる。加えて、Safariやマップなどのほかのアプリの使用時に「共有ボタン」から「メモ」アプリを起動すると、リンクや地図、テキストなどをメモとして保存できる。「マップ」アプリでは一部の都市で交通機関の情報を確認できるようになった。このほか、新聞、雑誌からオススメの記事を提供する「News」アプリやiCloud Driveに保存したデータを確認できる「iCloud Drive」アプリなどが新たに加わった。バッテリ駆動時間やセキュリティの強化も行われている。「iOS 9」ではシステム全体で電力効率を向上させたことで、従来よりも駆動時間を最大1時間延ばすことができるという。また、パスコードが4桁から6桁に変更されたほか、Apple IDの二要素認証に対応した。
2015年09月17日オンキヨーは9月14日、ハイレゾ音源再生アプリ「Onkyo HF Player」について、iOS 9にアップデートした端末からUSB DACに一部ハイレゾ音源が出力されないことを確認したと発表。同アプリのユーザーに、iOS 9へのアップデートを控えるよう呼びかけている。今回明らかになった不具合は、iOS 9にアップデートした端末でOnkyo HF Playerを使ってハイレゾ音源を再生する際、176/192kHzのFLAC/ALAC/WAV/AIFFやDSD音源がUSB DACに出力されないという内容。アップルは9月16日よりiOS 9の提供を開始しているが、オンキヨーは対策を検討中であり、対応可能となった段階であらためて案内するとしている。Onkyo HF Player for iOSは1,000円の課金によって、FLAC/ALAC/WAV/AIFF 384kHz(USB DAC出力時は192kHzまで)、DSD 11.2MHzのハイレゾ音源再生が可能となるプレーヤーアプリ。MP3やAACなどの従来音源をリアルタイムでDSD 2.8MHz/5.6MHzに変換しながら再生する機能も持っている。
2015年09月17日Appleは17日、「iTunes 12.3」の提供を開始した。iOS 9やOS X El Capitanに対応したほか、Apple Musicにおける不具合を修正している。iTunes 12.3では新OSに対応したほか、画面の読み上げ機能「VoiceOver」使用時におけるApple Musicへのアクセスを向上させた。また、「次はこちら」の曲順を変更できない問題を解消。加えて「最近再生した項目」に一部のラジオステーションが表示されない問題や、iOS端末で登録した「ラブ」がiTunesに反映されない問題を修正している。Apple IDの二要素認証もサポート。このほか、全体的な安定性やパフォーマンスも改善している。
2015年09月17日米Appleは16日(現地時間)、AndroidデバイスからiOSデバイスへのスムーズな移行を支援するアプリ「Move to iOS」を、Google Playにて公開した。アプリのダウンロードは無料。対応OSはiOS 9以降、Android 4.0以降。Move to iOSは、AndroidデバイスからiOSデバイスにWi-Fi経由でデータ移行するアプリ。アプリの概容は6月に発表されており、公開が待たれていたが、iOS 9の提供に合わせて正式リリースされた。移行できるデータは、連絡先、メッセージの履歴、メールのアカウント、写真、動画、Webサイトのブックマーク、カレンダーのデータなど。このほか、Androidデバイスで使用していたアプリの移行もサポート。FacebookやTwitterなど、iOS向けにも提供されている無料アプリを使用していた場合は、App Storeからのダウンロードを促される。有料アプリの場合は、iTunesのウィッシュリストに追加される。
2015年09月17日mixiが運営するゲームアプリ「モンスターストライク」のiOS版に、16日よりアップデートできない不具合が発生している。これに対しTwitter上では、お詫びとしてアイテムを配れといったツイートが多数見られる。原因について同社は確認中だとしている。今回の不具合は、「モンスターストライク」をプレイしようとすると「モンスターストライクが新しいバージョンになりました。App Storeでダウンロードしてください」とアナウンスが表示され、下部の「OK」をタップすると、App Storeに遷移するが、アップデートすることができないというもの。なお、Android版では通常通りアップデートできるようだ。こうした不具合の原因について、同社広報に問い合わせると「一部のiOSユーザーに対して起こっている不具合で、原因について確認中だが、弊社側ではわからない部分もある」とのことだった。また、不具合が発生しているのは一部のユーザーに限られるとし、不具合が起きているユーザーも順次アップデート可能になるという。Twitter上で投稿されているような、お詫びアイテムについては「現時点では未定」と回答している。
2015年09月17日Appleが17日未明から配信を開始した「iOS 9」に更新をするとiOSアプリがアップデート不能になる不具合が発生しているようだ。Twitterで複数、同様の事象が報告されている。Twitterで報告されている不具合は、iOS 9に更新後、iOSアプリのアップデートを実行しようとしても、「アップデート」ボタンが「開く」に切り替わり、アップデートが不能になるというもの。本事象については、マイナビニュース編集部でも確認できたが、13時過ぎから正常にアプリのアップデートが実行できた。今回の事象が個別のものなのかは不明だが、安定した動作を望むのであれば、iOS 9へのアップデートはしばらく様子を見るほうがいいかもしれない。
2015年09月17日Appleは17日、「iTunes 12.3」の提供を開始した。iOS 9や次期OS X「El Capitan」に対応したほか、いくつかの不具合を修正している。iTunes 12.3では、画面読み上げ機能「VoiceOver」使用時におけるApple Musicへのアクセス向上に加えて、「次はこちら」の曲順を変更できない問題を修正。また、「最近再生した項目」に、一部のラジオステーションが表示されない問題や、iOS上で曲に「ラブ」を付けてもiTunesに反映されない問題を解消した。Apple IDの二要素認証もサポートしている。このほか、今回のアップデートには、全体的なパフォーマンスの向上と安定性に対する改善も含まれている。
2015年09月17日Dropboxは16日、同社提供のiOS向けアプリ「Dropbox」において、iOS 9に対応する最新バージョンの提供を開始した。最新版では、新型iPhone「iPhone 6s/6s Plus」に搭載される新機能「3D Touch」にも対応している。最新版のiOS向け「Dropbox」では、iOS 9に対応し「Spotlight」検索から直接ファイルを探すことが可能となっている。また、25日発売の「iPhone 6s/6s Plus」に搭載されている、ディスプレイを押した強さを感知する「3D Touch」にも対応。最もよく使用する「Dropbox」の機能に、ホーム画面からアクセスできるようになっている。そのほか、「お気に入り」が「オフラインファイル」と改名され、同ファイル内のデータはインターネット接続のない環境下でも閲覧可能となる。
2015年09月17日Appleは16日、Android端末からiOS端末へのデータ移行をサポートするアプリ「Move to iOS」をGoogle Play上に公開した。価格は無料。「Move to iOS」は、同社が6月に発表したAndroid端末からiOS端末へのスムーズな移行を可能にするアプリ。同アプリを利用することで、Androidデバイスで利用していた連絡先、メッセージの履歴、写真、動画、ウェブサイトのブックマーク、メールアカウント、カレンダーなどをiOSデバイスに移すことができる。Androidデバイスで利用していたTwitterやFacebookといった無料アプリの移行もサポートされる。有料アプリについては、iTunesのウィッシュリストに追加される。対応OSは、Android 4.0以降、iOS 9以降となっている。
2015年09月17日Appleは9月16日(現地時間)、iOSのメジャーアップデート「iOS 9」の提供を開始した。対応機種は、iPhoneがiPhone 4s以降、iPadはiPad 2以降/iPad Airシリーズ/iPad miniシリーズ/iPad Pro、そして第5世代以降のiPod touchなど。iOSの"設定"の"一般"→"ソフトウエアアップデート" からアップデートを実行できる。アップデートファイルのダウンロードエラーでアップデートが中断する問題を9to5Macが報告しているが、バグではなく、リリース直後でアクセスが集中しているのが原因であるようだ。iOS 9では検索機能とSiriが強化され、先を読むアシストを提供する。たとえば、自動的に交通情報を確認して道路が渋滞していたら次の予定に間に合うように出発時刻を通知する。デザインが刷新されたメモでスケッチやリスト作成が可能になり、マップでは一部の都市で公共交通機関の詳細な情報を確認できるなど内蔵アプリも強化されている。また新聞、雑誌、ブログからおすすめの記事や情報をカスタマイズして提供する「News」アプリ、iCloud Drive内をブラウズできる「iCloud Drive」アプリが新たに加わった。iCloud Driveはデフォルトでは非表示になっており、表示するには"設定"→"iCloud"→"iCloud Drive"で"ホーム画面に表示"を選択する。iPadでは「Slide Over」「Split View」「ピクチャ・イン・ピクチャ」などを使って、1つの画面で2つのアプリを同時に表示または使用できる。バッテリー動作時間やセキュリティも改善している。電力消費の最適化によって通常の使用でバッテリー動作時間が最大1時間伸び、新たに用意された低電力モードを使用すると最大3時間の延長が可能になる。iOS 8ではOTAでのソフトウエアアップデートでトラブルが起こったが、iOS 9ではソフトウエアアップデートで必要なストレージ容量が小さくなった。セキュリティが2要素認証をサポート、6桁のパスコードを設定できるようになった。Appleは16日にiOS 9のサポートを加えた「iTunes 12.3」もリリースした。Apple IDの二要素認証に対応、iOSでラブを付けた曲がiTunesでラブ済みにならない問題を解消する。またAndroidユーザーのiOSデバイスへのデータ移動をアシストする「Move to iOS」アプリの提供がGoogle Playで始まった。
2015年09月17日ディーフは9月15日、同社のポータブルヘッドホンアンプ「DDA-LA20RC」がiOS 9環境で正常に動作しないことを明らかにした。原因はファームウェアの不具合としている。DDA-LA20RCは、2014年10月に発売されたハイレゾ対応のDAC内蔵ヘッドホンアンプ。カメラコネクションキットを介さずに、iOS端末のLightning端子と直接接続できることが特徴だが、iOS 9環境においてはDDA-LA20RCのアンプから音が出ない、DDA-LA20RCからiOS端末を操作できないといった不具合が発生するという。ディーフは正常に動作するファームウェアの用意を進めるが、現時点でその公開時期は未定。iOS 9は9月16日から配信が開始される予定となっている。
2015年09月15日米アップル社は9月9日(日本時間9月10日)、新製品発表会を開催し、iOSの最新版「iOS 9」の公開日を発表した。米国での公開は9月16日。日本では17日の未明からの配布になりそうだ。iOS 9ではSiriが大幅に強化され、ユーザーの使用パターンを元にアプリや連絡先を提案したり、交通状況を加味して次の予定の場所への移動を促したり、特定の場所や時間で利用しているコンテンツを学習してプレイリストを提案するなど、予測アシスタント機能を搭載。また、「マップ」のルート案内が公共交通機関にも対応(ただし当初は欧米と中国の一部都市のみ)したり、「メモ」アプリがファイル添付可能になったり、手書きメモを加えられるなど付属アプリの一部が高機能化している。iPad Air 2やiPad mini 4では画面を2分割して2つのアプリを同時に利用するマルチタスキング機能や、再生中のビデオをピクチャーインピクチャー表示しながらほかのアプリを操作する機能などが利用できる。対応するハードウェアはiPhone 4s、iPad 2、iPad mini、iPod touch(第5世代)以上。iOS 9の公開は9月16日(米国時間)。日本では17日の未明からの配布になると予想される。なお、今回発表されたiPhone 6s、6s Plus、iPad mini 4、iPad Proには最初からiOS 9がインストールされる。
2015年09月10日Eyeoは9月8日、広告ブロック機能を備えたモバイルブラウザ「Adblock Browser」の正式版を発表した。iOS版(iOS 8.0以上)をApp Storeから、Android版(Android 2.3以上)をGoogle Playから無料で入手できる。同社は、広告をブロックする拡張機能「Adblock Plus」をデスクトップブラウザ向けに提供しており、Adblock Plusのブロック機能とサービスをAdblock Browserにも用いている。広告はユーザーのデータ通信を消費し、様々なサーバにアクセスするためWebサイトやWebページの表示を遅くする原因になる。Eyeoによると、Adblock Browserによってモバイルブラウザのデータ通信量を最大50%削減でき、バッテリー消費を最大23%節約できる。デフォルトではブラウジングへの影響が少ない広告が表示されるようになっているが、全ての広告をブロックするようにしたり、ホワイトリストでフィルタリングするなど、広告ブロックをユーザーが柔軟にコントロールできる。また、トラッキング、マルウエア・ドメイン、ソーシャルメディア・ボタンをブロックするオプションも用意されており、ブラウジングの効率だけではなく、安全性やプライバシー保護も高められる。ブラウザとしては、タブ、ブックマーク機能を備え、開いているタブをジェスチャーで閉じられるなど操作しやすいインターフェイスになっている。ただし、ブラウジング機能の設定項目がなく、ブラウジングのカスタマイズは制限される。広告付きでコンテンツやサービスを無料提供するモデルによってWeb市場は成長してきたが、2~3年前から氾濫する広告と、広告提供のためのトラッキングが嫌われる傾向が強まっている。PageFairの「2014 Report - Adblocking goes mainstream」によると、2013年に広告ブロックツールの利用者が117%増加し、その後も増加ペースが衰えていない。特に若い世代に広告を嫌う傾向が現れており、IAB(Internet Advertising Bureau)がまとめた英国のWebユーザー調査によると、広告ブロックツールを使用しているユーザーが全体の15%だったのに対して、25-34歳は29%、18-24歳は34%だった。また若い世代になるほどデスクトップPCではなく、スマートフォンやタブレットでインターネットを利用する傾向が強まっており、主にポストPC世代からモバイルブラウザでの広告ブロック実現を望む声が上がっていた。
2015年09月09日●「Moments」で写真を共有する先日、Facebookの写真共有アプリ「Moments」が日本でも使用できるようになった。SNSにひもづいた写真アプリというとLINEの「LINE Toss」やGoogle+(Google)の「Googleフォト」がすでにリリースされている。ただし、「Moments」はFacebookと併せて使うことが前提の作りになっており、ポジションとしては写真管理に強い「Googleフォト」より、LINEの「LINE Toss」に近いだろう。では、どんな内容なのか、使うメリットがあるのかを紹介していきたい。○モバイルデバイス内の写真を検索し友達とのシェアを提案「Moments」の主要機能はなんと言っても、友達との写真の共有だ。共有するには、次のような手順を踏む。まず、「Moments」をインストールして初回に起動するとアルバムアプリの検索を行ない、写っている友達や撮影日別に自動的に写真のグループ化して「モーメント」と呼ばれるアルバムを作成する。次に、モーメントの写真と「この写真を同期しますか?」といった表示が現われ、「同期する相手」ボタンをタップするとFacebook友達の一覧画面へ移行。そこから写真を同期したい友達を選択すれば共有可能だ。友達が「Moments」をインストールしている場合、写真は「Moments」に表示され、まだインストールしていない場合はFacebookの「Messenger」でプレビューが送られる。「Moments」では、モバイルデバイスで写真を撮るたびに写真をチェックし自動でグループ化を行なうが、アプリが認識しなかった写真でも手動でアルバムアプリ内の写真を選択して友達と関連づけし、手動でも「モーメント」作成は可能だ。また、同期したモーメントはスライドショー機能があり、写真の内容によっては「ハッピー」「冒険」といったイメージに沿ったBGMが選択できる。●顔認識機能で友達を判別○顔認識機能では自動的に友達を判別可能だが……「Moments」の大きなポイントとして顔認識機能がある。人物写真を撮影した場合、「Moments」側で写真に写っている顔を自動的に認識し、写っている人物に同期するかどうか表示を出すというものだ。ただし、この顔認識の精度は少し微妙だ。「Moments」ではFacebook友達以外の人が写っている写真の場合でも、アプリ側で友達の中から候補を出して同期するかどうか聞いてくることがある。筆者の場合、たまたまテレビの画面を撮影したら、出演していた芸能人に似ている友達が指定され、「○と同期しますか?」という表示が出るということがあった。こういった誤認識の場合でも、同期ボタンをタップしない限り友達の「Moments」と同期はされないが、「Moments」側ですでに相手を指定してきた場合は写っている相手が友達本人かどうか確認する必要がありそうだ。○Facebook友達との写真シェアに特化したツール顔認識や自動的にモーメントを作る機能はあるが、「Moments」は写真を整理・加工するアプリではなく、基本的にFacebookの友達と写真をシェアすることに主眼が置かれたアプリだ。ただし、ここで重要なのが、「Moments」はFacebookに写真を掲載することなく、Facebook友達と写真がシェアできるアプリということ。Facebookは同窓生や現実の友人・知人のつながりを重視したSNSだ。それだけに飲み会や同窓会の写真といったプライベートの写真を撮ってやりとりする機会が多くなる。Facebookに写真をアップして多くの友達やユーザーに見てもらい、「いいね!」やコメントをつけてもらうのは楽しい。しかし、パーティーや会合などで自分が写っている写真を勝手にFacebookにアップされるのは憂鬱、ましてやタグづけされるのは嫌という方も多いだろう。そのためFacebookで久しぶりにつながりができた友達と会を開くことになったとしても、その時の写真をFacebookにアップすべきかどうか迷うところだし、Facebookに掲載しても公開範囲を設定するのは面倒。そんな場合に写真のやりとり用として便利に使えるのが「Moments」である。●「Moments」は使えるアプリか○問題は写真交換する機会があるかどうかFacebookで人が写った写真をどう交換するのか、という意外に困る問題を解決できる「Moments」。しかし、問題は「Moments」のお世話になる機会がどれだけあるのか、ということだ。毎週、誰かしらと集まる、または田舎の両親に孫の写真を送りたいといった限られたシチュエーションでない限り使いどころが難しい。また、写真を共有できても写真に対してコメントなどレスポンスをつけられるわけではないので、同窓会の写真を見ながら思い出を語るような使い方も無理。「Googleフォト」のようにWebやGoogleドライブなどを使ってパソコン上から閲覧・整理できるわけでもない。あくまでもFacebook本体のサポートとして入れておくと、写真のやりとりで便利なこともあるかもしれない、というポジションだ。今すぐインストールして活用したいアプリというよりは、Facebookを利用していて「写真を送る手段に悩む」というイザという時に使えそうなツール、ととらえておくのが良いだろう。
2015年09月08日iOS 8の『メモ』は、書式付きの文書を作成できる。文章を直接入力する場合には、文字を大きくしたり色をつけたりすることはできないが、WEBブラウザなど他のアプリに表示されている文章をコピー&ペーストすればいいのだ。いちから書式付きの文章を作成することはできないものの、ペーストしたものを編集すればデザインを保ちつつ内容を変えることができる。しかし、『メモ』にペーストするとWEBブラウザで見た文字の大きさ/色が変わってしまうことがある。これは、ペーストするとき決められた文字色・サイズに自動修正してしまう『メモ』の仕様が原因だ。青だったはずのハイパーリンクが黄色に変わった、Safariで見たときとフォントサイズが違うなどの問題は、こうして発生する。この問題を解決する方法がひとつある。『メモ』の表示機能は他のアプリと互換性が保証されているわけではないため、外観が多少変わってしまう可能性はあるものの、筆者がSafariに表示された十数種類の書式付き文章で試したかぎりでは、Safariで見るスタイルがほぼ維持されていた。少なくとも、文字色が勝手に変えられてしまう問題は減るはずだ。手順はかんたん、コピーした文章を『メモ』にペーストしたあと、iPhone/iPadを上下にシェイクすればいい。「取り消す - 属性を変更」というダイアログが現れるので、「取消」ボタンをタップすれば、コピー元で見たとおりの文章に変わることだろう。なお、ペースト自体を取り消す場合は、「取消」ボタンをタップしたあともう一度シェイクすること。そうすれば、ペーストの取り消しを確認するダイアログが現れるはずだ。○操作手順をカンタン解説(マイナビニュース・携帯ch)
2015年09月04日IK Multimediaは、ピアノ音源アプリ「iGrand Piano for Android」、エレピ & クラビ音源アプリ「iLectric Piano for Android」の配信を開始した。いずれも発売記念特価1,200円(フリー版あり)にて販売中。「iGrand Piano」は、グランド・ピアノ、アップライト・ピアノからベイビー・グランド・ピアノまで、ステレオで収録されたピアノ8種類の音色が収録され、アプリ内課金のPiano Expansion Packを加えると合計39音色まで拡張することができる。また、「iLectric Piano」は、エレクトリック・ピアノ、エレクトリック・グランド、クラビネットなど20種類の音色が収録され、アプリ内課金のElectric Piano Expansionにて44種類を追加することできる。両アプリともに、低レイテンシー・ドライバを実装したAndorid 5、Samsungプロフェッショナルオーディオ対応機種であれば、遅延を気にせずに最高のピアノ、エレピ、クラビ音源をスマートフォン、タブレットで演奏できるという。さらに、Samsung純正のDAWアプリ、Soundcampにプラグインして、演奏、レコーディングも可能。同社MIDIキーボードやMIDIインタフェースを利用したMIDIキーボードからの演奏にも対応する。
2015年09月04日Googleは4日、Android、iOS向けアプリ「Google ストリートビュー」を公開した。世界各地のパノラマ写真が閲覧できるほか、自身で撮影した写真の投稿も可能。Google Play、App Storeよりダウンロードでき価格は無料。「Google ストリートビュー」は、同社提供のアプリ「Photo Sphere Camera」の名称が変更されたもの。世界各地の自然風景や、街角の様子を360度のパノラマ写真で閲覧できるほか、アプリからパノラマ写真を撮影し、Googleマップ上に「ストリートビュー」として公開することができる。Googleは、同アプリリリースにより、ストリートビューが今後、Googleが撮影し公開するものと、一般のユーザーや代理店などが撮影し公開するタイプの2つに分かれると説明。Googleが撮影する写真については、公開前に人物の顔や車のナンバープレートをぼかすといった対応を継続するという。ユーザーが撮影し投稿した画像については、Googleが定めるポリシーに従ってマップ上に公開するとしている。
2015年09月04日シマンテックは8月31日、同社のセキュリティブログで、ジェイルブレイクしたiOSを標的としたトロイの木馬であるKeyRaiderが無料アプリ詐欺に利用されていることに関する記事を公開した。KeyRaiderと呼ばれるマルウェアは、22万5000件のAppleアカウントログイン情報の窃取のほか、多くの機密データの窃取に関与したとされている。ただし、このマルウェアは一般的なiOSユーザーには無関係で、ジェイルブレイクされたiOSデバイスを標的にしている。主にジェイルブレイクしたデバイス用のソフトウェアを専門に扱うサードパーティのアプリストアを通じて拡散されている。盗まれたApple IDは、「無料」アプリの提供時や、他のユーザーに対するアプリ内課金に悪用されており、主に中国のユーザーがこのマルウェアの影響を受けている。KeyRaiderは、ジェイルブレイクされたデバイスに侵入すると、iTunesトラフィックを傍受して、「アカウントログイン情報」「デバイスのGUID」「Appleのプッシュ通知サービス証明書と秘密鍵」「iTunesの購入領収証」といったユーザーのデータを盗み出し、リモートサーバに送信する。疑わしいアカウントの活動を調査した結果、KeyRaiderに「iappstore」と「iappinbuy」という2つのジェイルブレイクツールが見つかっている。この2つのジェイルブレイクツールは、有料アプリやゲーム内課金される機能を無料でダウンロードできるソフトウェア・パッケージとして宣伝されていたものだ。両ツールをインストールしたユーザーがApp Storeで有料アプリをダウンロードすると、KeyRaiderがリモートサーバに接続し、そのユーザーのログイン情報ではなく、盗んだ他者のログイン情報を使って購入処理を行うため、盗まれたログイン情報の所有者がその購入の請求をされることとなる。侵害されたAppleアカウントに対応するメールアドレスのほとんどは、中国のユーザーのものだと報じられている。他の国のメールアドレスも見つかっているが、それらは、外国に居住する中国人ユーザーのものという可能性があるという。iOSデバイスを所有する中国人の間で、非正規のアプリストアのニーズが高いことが、今回の問題の影響が圧倒的に中国で大きかった理由だと考えられると、同社では分析している。ジェイルブレイクしていないデバイスを利用していれば、この脅威によるリスクはない。ジェイルブレイクはセキュリティにも深刻な影響を及ぼすうえに、製品の利用規約にも反しているため、シマンテックはジェイルブレイクしないことを勧めている。
2015年09月02日米Appleと米Ciscoは8月31日(現地時間)、法人向けサービスでの提携を発表した。iOSデバイス向けにネットワークを最適化し、またCiscoのエンタープライズ環境にiPhoneを統合して企業ユーザーの生産性とモビリティを引き上げる。Fortune 500企業の98%がiOSアプリを導入しており、またFortune 500企業の95%がCisco CollaborationおよびCiscoネットワークによって生産性の向上に取り組んでいる。AppleとCiscoは、すでに企業に広く浸透しているそれぞれの製品の連係を深め、より効率的で信頼性の高いエンタープライズ向けモバイルソリューションの実現を目指す。まずは以下の3点から共同開発を開始するという。CiscoネットワークにおいてiOSデバイスを効率良く利用するためのエンドツーエンドのソリューション。音声、ビデオ、データ、モバイルアプリなどをコラボレーション用に統合する「Ciscoユニファイド コミュニケーション」とiPhoneの統合的な利用体験を実現。クラウドベースのコラボレーションサービス「Cisco Spark」、会議システム「Cisco TelePresence」、Webコミュニケーション/コラボレーションの「Cisco WebEx」とiOSを統合し、チームコラボレーションを改革。
2015年09月01日カシオ計算機は31日、スマートフォン向け介護情報シェアツール「DaisyCircle(デイジーサークル)」のiOS版をリリースした。6月29日にAndroid版が公開されていたが、iOS版も正式公開となった。AppStoreから無料でダウンロードできる。なお、アプリ自体は無料だが、サービス利用は有料となる見込み。2015年7月7日から同年12月31日まで、利用料無料のトライアルサービスを実施中だ。DaisyCircleは、親と離れた場所で暮らしている家族と、親の介護スタッフとのコミュニケーションを促進するアプリ&サービス。SNS風のシンプルな操作性によって、両親の介護を担当してくれているスタッフと、綿密なコミュニケーションを取れる。主な機能には、介護の見える化を促進する「フィード」、確実な連絡手段「メッセージ」がある。前者は、介護を受けている人物に関係する全員が参加する、画像の貼り付けも可能な電子掲示板。訪問介護スタッフ、デイサービス(通所介護)スタッフ、ケアマネジャー(介護支援専門員)の三者と、介護を受けている人物の家族による、日常的な情報共有を実現する。後者の「メッセージ」は、相手を特定して文字で連絡できるツール。
2015年08月31日米Googleはこのほど、「Handling App Transport Security in iOS 9」において、今後リリースされることになるiOS 9でGoogle Mobile Ads SDKを使ってアプリを開発している場合、HTTPで通信している広告などが動作しなくなる可能性があるとして注意を呼びかけた。AppleはiOS 9でApple Transport Security(ATP)と呼ばれる通信機能を導入する。これはアプリとバックエンドの間の通信機能を提供するもので、より安全な通信をデフォルトで採用するようになっている。ATSはHTTPによる通信をブロックするため、HTTPで通信しているAdネットワークを機能させるにはこの機能を一部解除する必要がある。Googleは自社のWebサービスにおけるHTTPS化を推進しているが、サードパーティ製のAdネットワークやカスタムで開発されたコードがHTTPで通信しているものがあるため、Google Mobile Ads SDKを使っている開発者に対してこの情報を伝えることにしたと説明している。Googleでは可能な限りATPを使用するなどよりセキュアな通信を使用することを推奨している。
2015年08月31日フックアップは、IK Multimediaの「iRig」デジタルモデル使用時にiOSデバイスに電源供給をする「iRig PowerBridge - Lightning」を発売した。価格はオープンプライスで、市場予想価格は税別9,000円。同製品は、Lightning端子を装備したiPhone、iPad、iPod touchに対応した充電システムとなっており、iOSデバイスへ電源供給をしながらデジタル接続のiRigハードウェアを使用することが可能となるもの。電源アダプターには、電源に由来するノイズを可能な限り排除するパワーコンディショナー回路を内蔵し、バッテリー切れの不安を解消すると共に音楽アプリ再生時に電源に由来するノイズを可能な限り排除する。また、持ち運びやすさを念頭にデザインされた軽量でコンパクトな本体には、充電状態を一目で確認可能なLEDも装備し、ケーブルの着脱も行える。なお、対応するiRig製品は、iRig HD、iRig Pro、iRig MIDI 2、iRig Mic HD、iRig Mic Studio、iRig Pads、iRig Keys、iRig Keys with Lightning、iRig Keys Proなど。
2015年08月31日供を開始した。AppStoreから無料でダウンロードでき、ガチャで大当たりが出ると、同社の製品がもらえる。サンワサプライは27日、1日1回ガチャを回せるiOS向けアプリ「サンワガチャ」の提供を開始した。AppStoreから無料でダウンロードでき、ガチャで大当たりが出ると、同社の製品がもらえる。1日1回だけ回せるガチャアプリで、「大当たり」の景品は毎週更新される。8月31日~9月4日までの期間は随時景品が更新され、当選確率もアップ。ガチャを回してハズレだった場合でも、メールアドレスを登録すればさらに回せるチャンスが増える。対応OSはiOS 8.3以降。
2015年08月28日