2021年8月8日 19:30
1400年以上も尊敬され続けた…日本を代表する偉人、聖徳太子の秘宝が降臨!
その後も「太子信仰」はさまざまな形で現代まで受け継がれています。
奈良にいても見られない…必見の秘宝
会場では、聖徳太子のお姿を表した作品がたくさん展示されています。
例えば《聖徳太子立像(二歳像)》は、太子がかぞえで二歳のとき、お釈迦さまのご命日に東方を向いて合掌され「南無仏」と唱えた…という伝説にちなんでつくられたお像です。
太子のお像のなかでも代表作といわれるのが、聖徳太子の500年遠忌につくられた国宝《聖徳太子および侍者像》。
ふだん奈良にいてもなかなか拝観することのできない秘仏で、法隆寺以外で公開されるのは27年ぶりという貴重な作品です。
聖徳太子は威厳に満ちたお姿で表されていますが、左右に配されている侍者たちの顔はちょっとユーモラスでほのぼのとした雰囲気。この機会に、近くでじっくりと拝みたい作品です。
神秘的なお姿が美しい…!
もう一点、見逃せないのが飛鳥時代を代表する仏像で、国宝にも指定されている《薬師如来坐像》。
こちらは単体で展示されているので、正面だけでなく後ろ姿も含めて全面を見ることができます。
目を見開き、口元には微笑みを浮かべ、お顔立ちはとても神秘的。