くらし情報『冬の室内、適切な“湿度”は何%? 知っておきたい、環境と湿度の基本を解説』

2023年12月4日 19:00

冬の室内、適切な“湿度”は何%? 知っておきたい、環境と湿度の基本を解説

「水蒸気と水を行ったり来たりしながら、水は私たちや地球を潤してくれる。その存在と役割について知れば知るほど、水がある地球は奇跡的なものだと思わせられます」(齊藤さん)

関係性(1)
空気の温度によって、存在できる水蒸気の量は変化する。

冬の室内、適切な“湿度”は何%? 知っておきたい、環境と湿度の基本を解説


「気温が高いほど空気中に水分が存在できるスペースは広く、気温が低いほど狭い。ですから気温が高い夏よりも、気温が低い冬のほうが、水分が存在できるスペース自体が小さい。冬の外気の湿度が70~80%なのに、それが室内に入ると30~40%に下がってしまうのは、それが理由。
なので、いくら換気をしても湿度は上がりません」(齊藤さん)

関係性(2)
心地よいか、よくないかは、実は湿度の高さ次第!

冬の室内、適切な“湿度”は何%? 知っておきたい、環境と湿度の基本を解説


「人間常に熱を生産し熱を周囲の空気に捨てています。発汗を伴う蒸発はその捨て方の一つですが、夏、湿度80%以上では、空気中に水蒸気を新たに捨てるスペースが十分にないため、汗がなかなか蒸発せず熱が下がらないため、ますます暑苦しく不快に。一方、同じ気温でも湿度が40~50%程度ならば、汗をかいてもすぐに蒸発するので体に熱がこもらず、気持ちよく過ごせる。高温のサウナを楽しめる理由は、このメカニズムがあるからです」

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