2015年9月14日 20:30
『バクマン。』プロジェクションマッピングを取り入れた漫画執筆シーンの秘密!
(Photo:cinemacafe.net)
ドラマ&劇場版『モテキ』で大根仁監督が見せた革新的とも言えるエッジの効いた映像表現は若い層を中心に絶大な支持を集めたが、映画『バクマン。』でもこれまでにない新たな映像での描写に挑戦!
佐藤健&神木隆之介の演じたサイコー&シュージンが2人で漫画を執筆するシーンにおいて用いられたプロジェクションマッピング。物語の特徴を最大限に生かしつつ制作されたオープニング&エンディングロール。これら映画版『バクマン。』ならではの魅惑の映像表現の秘密を解説する!
漫画をテーマにした本作において、漫画の執筆シーンは当然、外すことのできない重要シーンで何度も登場するが、通常、漫画を執筆するという作業は黙々と机に向かい、ペンを走らせるというはたから見ると非常に地味な作業である。映画として描く上で、ここに「動き」や「疾走感」を加えたい。大根監督はそう考え、プロジェクションマッピングを使用しての撮影に思い至った。
プロジェクションマッピングというと、壁に映像を投射し、立体感や動きを表現するものとして屋外イベントなどで行われているイメージが強い。
おそらく、これまで映画で本格的に使用されたことはない。