2019年9月27日 11:30
ヒース、ジャレッド、ニコルソン… “歴代ジョーカー”俳優に迫る
ヒースは6週間もの間ホテルに閉じこもり、ジョーカーになりきるための日記をつけ、『時計じかけのオレンジ』の主人公や数々の原作コミックなどを参考にしながら、あの独特の話し方や身振り手振りを研究していったという。彼の熱演に支えられた『ダークナイト』は、いまもなお強烈なインパクトを放つ名作として語り継がれている。
また、今作はジョーカーの“始まり”(オリジン)については触れられていないことも特徴的。口元の裂けた傷についても、酔った父親が包丁で切り裂いた、妻のために自らカミソリを口に入れた、などと語る度に二転三転しており、素性はまったくの不明、多くの謎を残している。
今作をはじめ、「ダークナイト」3部作でブルース・ウェイン/バットマンを演じたのはクリスチャン・ベイル。ゴードン本部長にはゲイリー・オールドマン、執事のアルフレッドにはマイケル・ケインなど、錚々たるキャスト陣も人気となった。
撮影終了後に28歳の若さで急逝…ヒース・レジャー
今作の撮影終了後の2008年1月22日、ヒースは世界中の絶賛を耳にすることなく、複数の処方薬摂取による急性薬物中毒にて死去。その後、史上2人目となる死後のアカデミー賞受賞を果たした。