2020年9月4日 13:00
カンヌ脚本賞受賞! 貴族の娘と女性画家の愛の物語『燃ゆる女の肖像』公開
昨年、カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞をW受賞したフランス映画『燃ゆる女の肖像』の日本公開が決定。日本版予告編も到着した。
画家のマリアンヌは、ブルターニュの貴婦人から娘のエロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。だが、エロイーズ自身は結婚を拒んでいた。身分を隠して近づき、孤島の屋敷で密かに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定される。
描き直すと決めたマリアンヌに、意外にもモデルになると申し出るエロイーズ。キャンバスをはさんで見つめ合い、美しい島を共に散策し、音楽や文学について語り合ううちに、恋におちる。約束の5日後、肖像画はあと一筆で完成となるが、それは別れを意味していた──。
本作の舞台は、18世紀のフランス、ブルターニュの孤島。望まぬ結婚を控える貴族の娘と、彼女の肖像を描く女性画家が織りなす、鮮烈な恋の決して消えることのない燃ゆる炎を描く、一生忘れ得ぬ愛の物語。
到着した予告編では、結婚を拒む娘に“散歩相手”と思わせて近づくように言われる画家・マリアンヌ。ところが映像後半では、画家であることがバレてしまう…。結ばれるはずのない運命のもとで燃え上がる愛と喪失を捉え、息をのむほどに美しい本作の世界観を垣間見ることができる。