2022年4月18日 17:30
マッツ・ミケルセンに沼落ち続出!魔法ワールド・007・マーベル・SWを制した北欧の至宝
そして、演じるにあたって大事にしていることは「ジョニーの演技をコピーしないこと」とも語っていたマッツ。先日のシネマカフェ・インタビューでも「どう演じたらいいか、答えをずっと探し続けるのが俳優の人生」と語っていたが、今作冒頭のわずかなシーンから、すでに“正解”は出ていたように思う。ダンブルドアに対し「まだ愛している」という未練を一瞬の柔らかな表情で示し、魔法ワールドファンの心をガッシリとつかんだように、自らの正義を盲信しながらも決別したダンブルドアを諦めきれないグリンデルバルドの複雑さは、マッツが演じてくれたからこそ際立ったといえる。
デンマークからヨーロッパ、ハリウッドと大活躍
マッツは1965年11月22日、デンマーク・コペンハーゲン生まれ。体操選手を経てプロのダンサーとなり、その後、オーフス国立劇場の演劇学校で3年間で学んだ後、ライアン・ゴズリング主演『ドライヴ』でも知られる盟友ニコラス・ウィンディング・レフン監督と組み、『プッシャー』(96)で長編映画デビューした。1つ年上の兄ラース・ミケルセンも俳優として活躍している。
レフン監督の『ブリーダー』(99)、同じくデンマークのアナス・トマス・イェンセン監督の『アダムズ・アップル』(05)