くらし情報『まるで"ミニはやぶさ"……東大の超小型探査機「PROCYON」が報道公開』

2014年11月13日 15:40

まるで"ミニはやぶさ"……東大の超小型探査機「PROCYON」が報道公開

まるで"ミニはやぶさ"……東大の超小型探査機「PROCYON」が報道公開
東京大学(東大)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月5日、小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げに相乗りする超小型衛星「PROCYON(プロキオン)」を報道向けに公開した。小さいながらもイオンエンジンを搭載しており、小惑星のフライバイ観測を目指すという。11月30日、H-IIAロケット26号機で打ち上げられる予定だ。

PROCYONの大きさは約63cm×55cm×55cm、重さは約65kg。太陽電池パドルは4枚搭載しており、軌道上で展開後、衛星の大きさは縦横がそれぞれ1.5m程度になる予定だ。2013年9月に相乗り衛星の1機に選定されて開発がスタート。東大とJAXAが中心となって開発を進め、ほぼ1年という短期間で探査機を作り上げた。開発費は総額5億円。


○1台3役の統合推進系を搭載

PROCYONの大きな特徴は、これが超小型の深宇宙探査機であることだ。100kg以下の超小型衛星は従来に比べ開発費が2桁ほど小さいため、大学や民間で活用が進んでいるが、そのほとんどは地球を周回する衛星だ。地球圏を脱出した例としては、過去、金星探査機「あかつき」に相乗りした大学衛星「UNITEC-1」

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