2016年1月13日 16:00
出産未経験の20代女性も注意! 「膣のゆるみ」の原因と治療法を専門医に聞く
最近、お風呂からあがったときに膣(ちつ)からお湯が出てくる、くしゃみや咳(せき)で尿漏れする……。こんな症状は膣がゆるんでいるサインかもしれない。今回は、他人には相談しにくい「膣のゆるみ」について、なおえビューティークリニックの喜田直江院長にうかがった。
○出産、加齢、運動不足がゆるみの原因
そもそも膣がゆるんでいるかどうかは、自分で気づけるものなのだろうか。症状がなかったり気づきにくかったりする場合もあるそうだが、一般的に次のような症状がある人は膣のゆるみを疑ってみるとよいだろう。
・お風呂やプールで膣にお湯や水が入る。
・トイレに行く回数が増えた。
・お尻のたるみが気になる。
・性交時に空気が入って音がする。
・パートナーが最後までイケなくなった。
・尿漏れを感じたことがある。
膣がゆるむメカニズムには、「骨盤底筋群」の筋力低下が関わっている。骨盤底筋群とは、骨盤の底にあり、子宮や膀胱(ぼうこう)、腸を支えるハンモック状の筋肉のこと。その筋力が低下すると、膣のゆるみを引き起こすという。
そして、膣がゆるむ原因として一番多いのが「出産」だ。出産で広がった膣は出産後も完全には元に戻らず、膣壁と膣まわりの骨盤底筋群などの筋肉が引き伸ばされて膣の内部が広がると、締める力が低下する。