2016年2月23日 12:00
兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (51) もしカレー沢薫の作品がアニメ/実写化したら
もしくは「自家発電」「セルフサービス」「右手との親睦を深める会」「ワンマンライブ2016~明日もやるよ!~」等々、このままでは、いかに検閲に引っかからず表現するかに全力を尽くすことのみで今回のコラムが終わってしまうので、この辺にしておくが、とにかく人に見せるものではない、ということである。
しかし、文字通りワンマンショーなものに観客を入れてもらえる上、原稿料をもらえるなんてまたとない僥倖な気もする。普通だったらこんな話、観客全員にクオカードぐらい配らなければ、暴動が起きる。
○カレー沢薫が希望する「映像化」
それで実際映像化のオファーが来た場合、何か希望があるかというと、特にはない。何せ木っ端作家なので、映像化してもらえるなら何でもありがたいのだ。
もちろん生来のオタクなので、イケメン俳優や、女性人気のイケボ声優を使って欲しいぐらいのことは考えると思うが、製作側に「ヒロインは強い女なので曙を起用します」と言われれば「いいですね、そういう冒険はどんどんしてもらいたい」と鼻の下の産毛を撫でながら言うに決まっているのだ。このように私は、原作が私であるとしてくれるなら、なんでも構わないスタンスである。