2022年4月13日 11:00
桂文枝、落語界の新たなスター発掘・育成が使命「それが吉本への恩返し」 さんまの落語家復帰も期待
だから、どう彼らが次の人を育てるかということだと思います」と次なる吉本のビッグスター誕生を期待する。
●さんまの落語家復帰を期待「戻ってくると信じている」
自身も、新たなスター発掘・育成が使命だという。文枝はかつて、『ヤングおー! おー!』と『MBSヤングタウン』にさんまを抜てきし、さんまの人気に火をつけた。「さんまさんが前説やっているのを見て面白いなと思って番組に紹介した」と振り返り、「これから僕がやることは一つ。次の若い人を育てるというのが僕の残された仕事だと思っています。特に落語家の中からスターを。それが吉本への恩返しだと……」と語る。
スター不足がまさに今の落語界の課題だとし、「みんなすごく頑張っていますが、漫才に負けないパワーと才能を持った人がいない」と頭を悩ませる。
「ただ、持っている人はいるかもしれないので、それを引き出していくのが僕の務めだと思っています。昔は寄席の中心は落語でしたが、今は漫才に負けている。次のさんまさん、次の(笑福亭)鶴瓶さんを見つけて世に出したい。それが今の夢です」と力を込めた。
落語界の盛り上げのために、さんまに落語界に戻ってきてほしいという思いも抱き続けている。