くらし情報『兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (52) カレー沢薫、「ゆとり」「さとり」を語る』

2016年3月1日 12:00

兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (52) カレー沢薫、「ゆとり」「さとり」を語る

よって、どうしても「これだからゆとりは」と言いたかったら、会う若者全員に、円周率を言わせるしかない。それで「3」と答えたら「ゆとりプギャー!」と言えばよいのだが、もちろんそれは成熟した大人のやることではない。

そもそも、ゆとり教育では円周率を「3」で教えていた、というのはデマだったようだ。つまり、若者に「円周率は?」とドヤ顔で聞く奴がいたら、そいつの方が情弱の老害である。

○元気があれば、何でもできる。

しかし、人としてちゃんとしているかどうかに年齢は関係ないにしても、「若気の至り」と言う言葉があるように、若いころの方が「やらかしてしまう」率が高いことも確かだ。

いわゆる「黒歴史」というものは大体若い時に作るものだ。大器晩成型だと、三十路を過ぎて邪気眼に目覚めたり、「たまに麗緒(レオ)という名の別人格が出てくる」という設定になってしまったりすることもあるが、大体の場合、中高生の時に通過する。


そこから今度は、「男にモテようとしてファッション誌を丸パクする」ならまだ良いが、そういう女に差をつけようとして、「俺が考えた最強の個性的ファッション」に身を包み、さらに「不思議ちゃん」

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