くらし情報『テレビ屋の声 - 第7回 NHK西川毅氏、公共放送でコントをやる意義…『LIFE!』は人生経験を積んだ内村光良が表現する笑い』

2016年7月14日 12:00

テレビ屋の声 - 第7回 NHK西川毅氏、公共放送でコントをやる意義…『LIFE!』は人生経験を積んだ内村光良が表現する笑い

生瀬勝久、沢村一樹らが出演。

――『サラリーマンNEO』のチーフディレクター・吉田照幸さんはどのような方でしたか?

ユニークで大好きな先輩ですね。自分を出すことを恐れない作家性を持っている。NHKは、地方局もあって異動や転勤が多いので、基本的にレギュラー番組は誰でも作れるようにシステム化されていくんです。でも吉田さんの場合、自分にしかできないものを作る、自分にしか撮れない画を撮るという意識がすごく強くて、番組のあらゆることを自分で決めていたんです。出会ったときは、NHKにこんな人がいるんだってカルチャーショックでしたよ。「ディレクターは才能よりも情熱がないとダメだ」ってよく言ってて、僕も総合演出の立場になって、つくづくそう思います。下手でも上手くても、まず情熱がないとダメですね。


――『NEO』の現場はどうでしたか?

僕にとってコントを作る作業は快適でした。ものすごく会議が長いんですよ。まず吉田さんが最近見た面白いものとかをずーっとしゃべる。半永久的に本題に入らなくて(笑)。それが吉田さんなりのアイドリングなんでしょうね。それで「じゃあ、始めますか」って言って、若手の作家が書いてきたコント台本を、吉田さんと作家の内村宏幸さんが見て選んでいく。

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