2023年10月23日 18:00
池田エライザ、初の母親役で感じた“母性”と“不思議な感覚”「役がじわじわと体に染みていく」
――大物議員の娘を演じるにあたって、意識した部分はありますか?
人のことを許すことはできても、完全に忘れることは難しい。だから、麻由美が抱えてる幼少期からのブレない起爆点というか、麻由美が許せたけど忘れられなかったことってなんだろうというのは、たくさん考えました。
池田エライザとしての私はおしゃれ好きだし、それをお仕事にもできているし、個人を尊重してもらいやすい仕事ですけど、麻由美はいろんなことを諦めざるを得なかった。威張ってるようにご近所から思われてはいけない、そして、お父さんの顔を立てなきゃいけない、旦那の顔を立てなきゃいけない……そこには諦めがたくさんあったと思います。そういう事実をリストアップして、どんどん堤さんを嫌いになってしまうようなことをいっぱい考えていました(笑)。
――現場でも堤さんとは、あえて距離を取ったりしていたんですか?
全然! ずっとみんなで喋ってました! めっちゃ仲良いです(笑)。みんな柚葉をかわいがってくれるから、私も一緒に遊んだり。とにかく柚葉が本当にかわいいんですよ~。
自転車で一緒に歌うシーンでも、「お母さんお歌上手!」とか言ってくれて……。