くらし情報『三木聡監督、”気にしすぎ”な社会へ促す解放が「無意識から出てきた」』

2018年10月12日 12:30

三木聡監督、”気にしすぎ”な社会へ促す解放が「無意識から出てきた」

と注意されて(笑)。ただ、この尺でどれくらいのスピード感で走っていけるか、ということはテーマとしてありました。

――画面の感じも、日本の映画じゃない、ハリウッド映画のような雰囲気もあって。

正直に言うと、少し目指したところもありました。カメラマンの相馬さんとも「三木聡がハリウッド映画を撮ったらどうなるのか」という話をしましたし、音楽も結果的にそうなった、というところはあります。劇伴の上野耕路さんは、ハンス・ジマーとも仕事していた人で、大学で映画音楽の講義もされてるので、すごく綿密に作ってくださった。映像と劇伴にそういうニュアンスを感じていただいたとしたら、嬉しい限りです。

――音楽も、パンクから入っていきつつ、だんだん壮大に広がっていく印象がありました。


1回編集が上がって音楽を作っていく上で、「クラシックのニュアンスが欲しい」とお願いしました。詳しくは知らないけど、ハリウッド映画の劇伴もおそらくバレエ音楽などが、基本になってると思うんです。『ハリー・ポッター』の音楽も多分、『くるみ割り人形』のオマージュだったりするわけじゃないですか。HYDEさんやあいみょんさん、錚々たるロックフェス並みの方に参加してもらっている中で、間をつないでいく劇伴をどう構築しようかということには、2カ月くらいかけました。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.