2022年7月31日 06:00
バブルに疲れた人々は『ちびまる子ちゃん』『おどるポンポコリン』のユルさにハマった
B.Bクイーンズは年末のレコード大賞、紅白歌合戦にも出演
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、大好きだった曲の話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’90年代”を振り返ってみましょうーー。
’90年に放送開始されたテレビアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)の初代エンディングテーマであり、その後オープニング曲としても長く使用された『おどるポンポコリン』。
「子ども向けの大ヒット曲といえば『およげ!たいやきくん』(’75年)や、のちの『だんご3兄弟』(’99年)などが思い浮かびます。どちらの曲も、先に子どもたちの間で流行してから大人に広がったとされましたが、『おどるポンポコリン』は世代を問わず、急速に“国民的ヒット曲”になった、非常に珍しいケースです」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。
’90年のCD売上枚数は130万枚で、同年2位の『浪漫飛行』(米米CLUB)に倍以上の差をつけたことも驚きだ。
「フジテレビのアニメの曲なのに、TBSのレコード大賞ポップス・ロック部門を受賞したのは、業界では衝撃だったのではないでしょうか。