鈴木砂羽 憧れすぎた宮沢りえに“ちょっと怖い”手紙を手渡した新人時代
こんなハイブリッドな美しさは、逆さになってもかないません。うらやましいを通り越した存在」
写真集発表後、砂羽さんにとって宮沢りえは女神のような存在へ。
「カラオケで友達が小室哲哉さんプロデュースの『ドリームラッシュ』を歌っているのを聴くだけでテンションが上がりました」
さらに女神は、貴花田(現・貴乃花光司)との婚約を発表し、彼女を驚かせた。
「婚約のニュースをバイト先のスナックで知って震えるくらい動揺しました。それからですね、りえちゃんだけでなく、なぜかりえママからも目が離せなくなったのは」
テレビのワイドショーや女性週刊誌では逐一、りえやりえママの動向が報じられた。
「表紙に『りえ』という文字を大きく打ち出していた『女性自身』も毎号欠かさず、当時通っていたお風呂屋さんで読みました。りえちゃんが“お寿司を8貫食べた”という報道ひとつにも、いちいち感動していました」
砂羽さんがまだ駆け出しのころ、市原悦子さんと宮沢りえが親子役を演じる『花嫁介添人がゆく』(’90~’96年・フジテレビ系)というドラマシリーズにゲスト出演する機会に恵まれた。
「私なんかがおいそれと話しかけられる存在ではありませんでした。