くらし情報『タモリが苦言で話題の「~とか」「~になります」は若者言葉じゃない?専門家が語った驚きの歴史』

2023年3月24日 06:00

タモリが苦言で話題の「~とか」「~になります」は若者言葉じゃない?専門家が語った驚きの歴史

40年近く使われているはずの「とか」が、いまだに問題視されてしまう理由について、尾谷氏は「聞き手の想像力の欠如」が原因ではないかと推察する。

「そもそも『とか』には、疑問の『か』があるので、自分がよく知らないものや他人の言葉を引用する場面で使用することで、断言を避ける意味合いを持っています。ただ、一般的には『AとかBとかCとか』と具体例を並びたてる使いかたのほうがよく知られているので、タモリさんが『ご飯とか食べて』に対して『他に何があるんだよ』と指摘したように、具体例が1つしか挙げられていないことに違和感を覚えるのでしょう。

でも、話し手は言葉にしていないだけで、ご飯以外にもパスタや他の軽食などの選択肢があるから、『とか』を使っているんですよね。ところが、聞き手には言葉にされた以外の選択肢が思い当らない、想像できない。言葉になったものしか理解しないで、それ以外にも色々あったのかな?っていう想像を働かせることが、少なくなってきているんじゃないのかなと。

いくらなんでも、他に選択肢がない状態で『~とかあります』という人はまずいないでしょう。『このお店には何があるの?』『ビールとかあります!』『他には何があるの?』『え?ありませんけど』みたいな(笑)」

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