2021年5月10日 20:00
浪曲師・玉川奈々福が語る! 『野田版 研辰の討たれ』の魅力
辰次を演じるのは恐れ多いですが、『やらなきゃきっと後悔する!』と思い切って浪曲にし、勘三郎丈七回忌の2018年に初めて上演しました」と、勘三郎丈に感化されたことを明かした。
また、野田秀樹が脚本・演出を担当する本作の見どころについて、「野田秀樹さんの演出は素晴らしく、大仕掛けのからくりなど、お客さまをワクワクさせるような歌舞伎の舞台ならではの楽しさがあります。しかし浪曲は語り芸ですので、全部を再現するわけにはいかない。その代わり、浪曲ならではの挑戦をしました。浪曲は普段浪曲師ひとりに三味線一丁で上演しますが、『研辰の討たれ』ではお囃子に入っていただいたり、若い浪曲師に大衆の野次をやってもらったりしています」と説明。最後に、「この作品は、まさに今の時代とリンクしている作品で、初めて歌舞伎を観る方にもおすすめです。とっても好きな作品ですので、とにかくぜひ観てみていただきたいです」とアピールした。
●シネマ歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』
5月14日(金)~20日(木)、全国34館にて上映
※映画館の営業状況は変更になる可能性がございます。
ご鑑賞予定のお客様は、各映画館のHPで最新の営業状況・上映状況をご確認のうえご来場ください。