くらし情報『窪田正孝 『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』主人公・渡守ソウシは子供たちの声を聞こうとする人』

2023年5月6日 10:00

窪田正孝 『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』主人公・渡守ソウシは子供たちの声を聞こうとする人

僕も日本のアニメやその他多くの作品も、たぶんそういうメッセージが込められていると思うし、本当にすごいなと思います。だからこそ世界ですごく評価されているんでしょうね。実際、ラルビもそこにフォーカスしているわけだから。

――世界に通じるメッセージ性をもった作品であり、人物像だということですか。

どれだけ歴史を乗り越えても、人間の愚かさや戦争はなくならない。自分自身、この世界で生きているっていうだけで、何かを食べなきゃいけないし、ゴミを出すし、何らかの形で地球に害を与えているじゃないですか。地球という故郷、限りある資源を次世代にバトンとして渡していかなくてはならないし、争いのない調和のとれた世界を繋いでいきたい。ソウシはそういう強い意志を持っていて、他の人には自分のような思いをしてほしくないとも思っているんです。


窪田正孝 『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』主人公・渡守ソウシは子供たちの声を聞こうとする人


――非常に大きく、重いものを背負った人物像ですね。彼と同世代である特務機関メンシュの霧生イオリや桜井エツコ、上の世代である叶サネユキ総司令との関係については、どう感じていますか。

皆、彼の人生の中でとても大きな存在だろうと認識しています。(エツコ役の宮下)今日子さんと自分の実年齢の開きを考えると同年齢という設定には違和感もありますけど、この舞台ではそういう外面的・物質的なものがどんどん剥ぎ取られていって、別のところで戦っているような感覚があります。

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