くらし情報『「八月納涼歌舞伎」初日公演レポート 手塚治虫原作『新選組』や夏の風物詩「弥次喜多」を上演』

2022年8月8日 11:00

「八月納涼歌舞伎」初日公演レポート 手塚治虫原作『新選組』や夏の風物詩「弥次喜多」を上演

第一部『新選組』左より、土方歳三=中村七之助、深草丘十郎=中村歌之助、近藤勇=中村勘九郎、鎌切大作=中村福之助提供:松竹(株)


松本幸四郎、市川猿之助、中村勘九郎、中村七之助そして坂東彌十郎、中村扇雀と毎年“納涼歌舞伎”を彩ってきた出演者に、フレッシュな花形が加わった歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」が8月5日に開幕した。ここではそのレポートをお届けする。

第一部は、手塚治虫の漫画が初めて歌舞伎になるとあって初日前から話題の新作歌舞伎『新選組』。原作の漫画『新選組』は昭和38(1963) 年1月から10月まで『少年ブック』で連載された作品で、“漫画の神様”とも称される手塚治虫が生み出した魅力的なキャラクターが活躍する歴史ドラマ。本公演では主人公の深草丘十郎を中村歌之助、その親友・鎌切大作を中村福之助が勤める。


「八月納涼歌舞伎」初日公演レポート 手塚治虫原作『新選組』や夏の風物詩「弥次喜多」を上演

第一部『新選組』左より、深草丘十郎=中村歌之助、鎌切大作=中村福之助
時は幕末。父親の仇を討つため新選組に入隊した深草丘十郎と謎を秘めた少年剣士・鎌切大作の友情と少年の成長を軸に物語は展開。幕が開くと、舞台には漫画の世界を現した印象的な舞台美術が配され、手塚治虫の漫画でおなじみのキャラクターも舞台の随所に散りばめられていた。歌舞伎座初主演となる歌之助は登場の瞬間から溌溂と丘十郎を演じ、瑞々しい姿で客席を魅了。

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