くらし情報『【森ノ宮医療大学】希少難病の治療ワクチンの治験開始~強直性脊椎炎に対する新治療技術~』

2023年8月22日 16:00

【森ノ宮医療大学】希少難病の治療ワクチンの治験開始~強直性脊椎炎に対する新治療技術~

希少難病である強直性脊椎炎は、病変部位では靭帯と骨との付着部位に炎症・骨化が起こり(図1)、疼痛、運動制限等がみられ、重症例では、体軸関節の強直をきたして日常生活能力の著しい低下をもたらします。FPP003は幅広い炎症性疾患に関与するタンパク質IL-17Aに対する抗体を誘導するペプチド治療ワクチンであり、強直性脊椎炎に代表される体軸性脊椎関節炎の新規治療選択肢となることが期待されます。
本治験は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「難治性疾患実用化研究事業」の研究開発課題「脊椎関節炎を標的としたIL-17Aワクチン(FPP003)の臨床応用」の支援の下、実施されます。
また、本治験で使用される治験薬は、同研究開発課題に研究分担機関として参加している株式会社ファンペップが提供します。

【森ノ宮医療大学】希少難病の治療ワクチンの治験開始~強直性脊椎炎に対する新治療技術~

図1:強直性脊椎炎の脊椎レントゲン写真

【研究の背景】
・強直性脊椎炎について
仙腸関節炎や脊椎炎による腰背部痛や臀部痛が初発症状となることが多いことが知られており、疼痛が運動により軽快し、安静や就寝により増悪する炎症性腰背部痛が特徴です。アキレス腱の付着部である踵部を始め、身体各所の靱帯付着部(関節周辺の骨性突出部など)

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