くらし情報『「やるからには笑われる覚悟を持て」ている?〈シング・ストリート 未来のうた〉【洒脱なレディ論】』

2017年1月28日 01:13

「やるからには笑われる覚悟を持て」ている?〈シング・ストリート 未来のうた〉【洒脱なレディ論】

目次

・音楽愛溢れる緻密なスタッフワーク
・"青春が持つ純粋なまでの輝き" の再現性
「やるからには笑われる覚悟を持て」ている?〈シング・ストリート 未来のうた〉【洒脱なレディ論】
「ロックンロールは "リスク" だ。やるからには笑われる覚悟を持て」鑑賞中にノートとペンが手放せないわたしが走り書きしていたのが、タイトルにしたこの台詞。その日の夜、感傷に浸りながらサウンドトラックをDLしたらご丁寧に楽曲#0にそのまま収録されていた。イヤホン越しにそれを聞いて思わず、胸を撫でおろす。どうやら製作陣からの投げかけをきちんと受け取れていたようだ。音楽映画ファンの心を虜にしてやまないジョン・カーニーの最新作は、前作につづき舞台はダブリン。時は1980年、思春期真っ只中の引っ込み思案の少年コナーがバンド活動を通じて成長していく様を瑞々しく描いた良作だ。不況ゆえに失業した父の独断で、敬虔な私立学校から荒れる男子校へと編入することになるコナー。
自己確立のために、そして一目惚れした女の子を振り向かせるため、バンド「シング・ストリート」を結成し音楽の世界へとのめりこんでいく。お読みの通り、これだけだとありがちな青春映画のような筋書きであり、実際にその指摘は間違ってはいない。しかし多くの映画人音楽人といった玄人が口を揃えて絶賛する理由は、この2つに絞れるような気がしている。「音楽愛溢れる緻密なスタッフワーク」

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