新たなジカ熱感染者を厚労省が発表 - 中南米での流行以降2人目
厚生労働省は3月11日、ブラジルから帰国した愛知県在住の女性がジカ熱(ジカウイルス感染症)に感染していたことを確認したと発表した。
ジカウイルスによるジカ熱は、主に蚊や性交渉を通じて感染する。厚生労働省によると、感染後は熱や頭痛、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠(けんたい)感などの症状が2~7日にわたって出るとのこと。
現在、ジカ熱はブラジルをはじめとする中南米で流行拡大を続けており、同省によると国内でジカ熱患者が発生したのは5例目(すべて輸入症例)で、中南米での感染拡大後としては2例目となる。
感染した女性はブラジルに2週間程度滞在し、2月22日に帰国。全身の発疹や発熱、関節痛などの症状が見られ、蚊に刺された痕跡も確認されたという。現在は自宅療養中で、発疹や関節痛の症状は認められるものの、熱も治まり「状態は安定しています」としている。
ジカ熱の感染症状自体は軽度だが、ジカウイルス感染後のギラン・バレー症候群(手足のまひなどを伴う病気)発症や、ジカウイルス流行地域での小頭症の新生児増加が報告されるなどしており、その関連性が示唆されている。
そのため、WHOは「妊娠中の女性へ継続的なジカウイルスの流行エリアに移動しないよう、助言する必要がある」などと、妊婦の流行地域への渡航自粛を勧告している。
こういった現状を受け、厚生労働省は「流行地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。特に、妊婦の方は、流行地域への渡航は控えてください」などと注意を呼びかけている。
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