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SNSによるストレスで"心の脂肪"がたまる「SNSメタボ」、3割が自覚あり?

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SNSによるストレスで"心の脂肪"がたまる「SNSメタボ」、3割が自覚あり?

womedia Labo(ウーメディア ラボ)はこのほど、化粧品ブランド「イプサ」と共同で実施した「20~30代女性のSNS利用と心理」の調査結果を発表した。同調査は5月2日~9日、週に1回以上、何らかの SNS の投稿・閲覧をしている20~30代女性500名を対象にインターネットで実施したもの。

SNSについての考えを尋ねたところ、49%が「疲れたと感じる」、41%が「ストレスを感じる」と回答した。疲れやストレスを感じる理由について聞くと、「タイムラインなどで流れてくる情報が多すぎる」(49%)、 「タイムラインなどで流れてくる情報に無駄が多いと感じる」(45%)、「見ている人の目を気にしすぎてしまう」(32%)が多かった。

また、「自分や自分の生活をよく見せるために、投稿内容や写真を実際の物事から脚色・加工することがあるか」という問いには29%が「はい」と回答。14%が「自分や自分の生活をよく見せるために、事実ではないことを投稿することがある」とも答えている。

今回、このようにSNSを使う中で感じるストレス、演出してしまった数々の投稿などさまざまな"心の脂肪"が少しずつ蓄積され、SNSを使うことに疲れてしまうなどの状態を「SNSメタボ」と名付けた。自分は「SNSメタボ」の状態に当てはまるか尋ねたところ、27%が「思う」と答えており、3人に1人が自覚があることがわかった。


本当に必要な情報やつながりだけになるようにSNSを「整理したい」と思うことはあるか尋ねたところ、58%が「ある」と回答した。

しかし、そう思いながらも整理できていない理由としては、「削除する、公開範囲を限定するなどが難しい」(31%)、「これまでの投稿やつながりを捨てるのがもったいない」(29%)、「知人・友人(フォロワーを含む)などに説明をするのが面倒」(27%)、「知人・友人(フォロワーを含む)などから理由を聞かれるのが嫌だから」(21%)などが挙がった。

そのほか、「社会とのつながりを求めて使用しているが、見たいのに時間がとれないこともありイライラする」(35歳)や、「フォロワーの反応が気になってストレスに感じることがあるが、やめてしまうとなかなか会えない人とのつながりがなくなる」(37歳)など、有用性を感じる一方、ストレスにも悩んでいる複雑なコメントも目立った。女性のSNS利用事情に詳しい牛窪恵氏によると、今の20~30代の女性たちは、多様化するSNSを使い分けたり、同じSNS内でもアカウントを複数所有し"キャラ(キャラクター)"を演じ分けたりするのは当たり前であるという。

しかし、「SNSをうまく使いこなせていると思っている女性ほど、SNSメタボには注意が必要」と牛窪氏。複数のアカウントを器用に使い分けたり、友人や知人のSNSをこまめにチェックしたりすることに敏感であるため、多少ストレスを感じても毎日の書き込みを頑張り、知らず知らずのうちに"心の脂肪"がたまっていく、とのこと。

そのような中で現在注目されているのが、SNSの使い方や利用時間を整理する「デジタルデトックス」や「ソーシャルデトックス」であるという。方法は大きく分けて2つで、1つ目は「デジタルやソーシャルに触れない時間をつくる」こと。
SNSがつながらない場所に出掛けたり、あえてスマートフォンを見ずに本を読んだりすることもいいという。

2つ目は、登録しているSNS を見直して「要るものと要らないもの」の仕分けをすること。牛窪氏は「必要ないSNSは思い切って消す、あるいはしばらく使わない"休眠SNS"に選定することも有効です」と話している。

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