2016年6月24日 17:00
生理前などの女性ホルモン減少に伴うイライラへの立ち向かい方
イライラのように気分の波について相談される方もいらっしゃれば、意欲が低下し慢性的に落ち込んでいることを悩まれている方もいらっしゃいますし、急に涙もろくなるケースもあるなど本当にいろいろです。往々にして、さまざまなストレスを抱えていて、それが複数重なったときに女性ホルモンの減少も相まって、このような症状が出るのではないでしょうか」。
ストレスのトリガーは仕事やパートナー、子供、親など幅広い。どれか1個だけなら耐えられるが、ストレスの要因が2個、3個と積み重なってくると、その負担に耐え切れないこともあるという。その結果として眠れなくなったり、不安に襲われたり、パニック症状や抑うつ状態になったりする患者もいる。
また更年期が近づき、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌が恒常的に少なくなってきた年齢になると、免疫力が落ちてくる。すると疲れが取りにくくなるため、だるさや倦怠(けんたい)感も心の不調として現れるようになる。○30~40代はダブルケアから来るストレスにも注意
精神面の不調を加速させる因子であるストレスに焦点を当てると、30~40代の女性は注意が必要だと浜中医師は話す。
この年代の女性は、まず自分自身が忙しい。