2016年11月24日 10:19
糖尿病予防は寝不足改善から? - 睡眠時間とソーダ摂取の不思議な関係
睡眠不足で眠たくてしょうがないというとき、コーヒーを眠気覚ましに飲む人は多いはずだ。ただ、最新の研究によると寝不足の人はソーダやエナジードリンクを飲む傾向があることがわかった。
海外のさまざまなニュースを紹介する「LiveScience」にこのほど、「睡眠と飲み物」に関するコラムが掲載された。睡眠不足になると、より多くの糖分を欲するようになるのはなぜだろうか。
米国で2005年から2012年まで実施された国民健康調査から得られた約1万9,000人のデータを分析すると、睡眠時間が5時間以下の人は、7~8時間の人に比べてソーダやエナジードリンクなどの糖分入り飲料を平均21%も多く飲んでいることが判明した。
「糖分が含まれている飲料と短い睡眠時間の間には、互いに補強しあう正のフィードバック・ループがあるのかもしれません。そのため、人々は不健康な糖分を摂取する習慣を断ち切ることが難しくなっているのです」とカリフォルニア大学サンフランシスコ校精神医学分野講師で今回の共同研究者であるアリク・プラザー氏は語る。
特に5時間以下の睡眠の人は、十分に睡眠をとった人と比べて、カフェインと糖分の両方が入った飲料を33%も多く飲んでいた。