女性ホルモンが減ると髪のコシやハリはどうなる? - 専門医が解説
と浜中医師は話す。
それでは、女性ホルモンの減少に伴い、髪の大事な要素である「太さ」「コシ」「ハリ」はそれぞれどう変化していくのだろうか。
まず、髪の太さに関しては「女性ホルモンに恵まれた人であれば、30代後半までピークを維持できます」。髪が細ってくると、どうしても全体的に髪が薄いような印象を与えがち。女性ホルモンが他の人より多い女性であっても、40歳前後で確実にホルモンが減りだす。そのため、40代以降からは徐々に髪の毛が細っていくことを覚悟しておいた方がよさそうだ。
次にコシはというと、「やはり髪の毛の立ち上がりも悪くなってきますよね。若いときと同じように毛穴から生えていても、髪がくたっとしてくるため、同じ本数が生えていてもボリュームが出せないようになります」と浜中医師は解説。
コシがなくなりボリューム感が失われるため、見た目印象にかなり悪影響を及ぼしそうだ。そして最後にハリだが、こちらもやはり低下してきて髪が切れやすくなるという。
「さらに、女性ホルモンが低下すると髪がうねって乾燥してきます。つやもなくなり、『髪が汚くなって量は減る』という状態になります。女性にとって、髪質の変化はすごくマイナスになりますよね。