そのため長期の保存がきくが、酵素は失活して善玉菌も死滅しているという。
しかし、どちらのチーズも非常に栄養が豊富で、ダイエットをサポートしてくれる成分が豊富に含まれるとのこと。特に日本人が慢性的に不足しがちな栄養素で、ダイエット中のイライラを防ぐカルシウムが多く、その吸収率も優れている。100g当たりのカルシウム量は、プロセスチーズは630mg、カマンベールチーズは460mg、パルメザンチーズは1,300mg。
ダイエット中は食事制限でタンパク質が不足しがちになり、筋肉量が減少してしまうこともある。筋肉量が減少すると、運動しなくても生命維持のため自動的に体で消費されるカロリー(基礎代謝量)が落ち、やせにくい体になってしまう。やせ体質になるために必須のタンパク質も、チーズには20%前後含まれているという。
そのほか、チーズにはビタミンA、B2も含まれている。
どちらも皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあり、肌に潤いを与える効果があるとのこと。また、乳酸菌の働きも期待できる。ナチュラルチーズは乳酸菌が生きた状態で存在し腸内フローラに作用し、加熱処理されているプロセスチーズは死滅しているが、どちらも腸内で有効に働くとされているという。