[特集]介護保険制度を基本から理解する 第6回 介護保険で住宅改修ができる! リフォームの対象となるものとは
すなわち、最大で18万円が支給される計算になります。
この20万円という金額は「要支援」「要介護」の区分に関わらず定額です。また、「一人につき生涯20万円まで」が原則ですが、要介護状態区分が重くなったとき(3段階上昇時)や転居をした場合は、再度20万円までの支給限度基準額が可能となります。
申請をする手順も確認しておきましょう。
STEP1: 住宅改修についてケアマネージャーなどに相談
STEP2: 申請書類または書類の一部提出・確認
STEP3: 施工
STEP4: 住宅改修費の支給申請・決定
申請をするにあたり必要なのは「支給申請書」「住宅改修が必要な理由書」「工事費見積書」「住宅改修後の完成予定の状態がわかるもの(写真または簡単な図を用いたもの)」となります。
実は、私の実家も介護保険を利用してリフォームしました。築40年程度の古い家だったため、トイレは和式で家の中に手すりもありませんでした。高齢で足腰が弱った父のため、私が設計してケアマネージャーと相談しつつ改修しました。
住宅改修におけるケアマネージャーのサポートは助かりますし、頼りになる存在です。
ただ、補助があるとはいえ、税金を活用するわけですので、適正な価格になるようにいくつかの会社から見積もりを取ることをお勧めします。