目尻のシワもチャーミングに。LAURA MERCIERで春の明るさを纏う
街を歩いていて目を惹くあの人。顔立ち、立ち振る舞い、服の選び方、そして、メイク。さまざまな要素が、彼女の雰囲気をつくり上げる。
私もコスメの力を借りて、“あの人”の空気を纏ってみよう。
先日街で見かけた、健康的な肌色を活かしたカラフルコーデがかわいい人。
シンプルなスキントーンのニットにボトムにはリバティ風のカラフルなパンツ、手元には色とりどりのピクニックバッグ。
霜降りのクシュクシュソックスにサンダル合わせで、足元まで軽快だ。
健康的な褐色の肌は日を浴びて輝いていて、少し白髪の混ざったチャコールグレーのヘアとのコントラストが素敵。
艶肌に刻まれる数本の目尻のシワがなんともチャーミング!
(きっと彼女はいつも笑っているのだろう)
気がつけば、冬もとっくに終わり、夏のような日差しが輝いているというのに、全身黒の冬コーデに白いマスクが差し色の私。マスクの下はもちろんすっぴんで、昨今の自粛ムードにファッションを楽しむ気持ちや美意識まで低下していた。
マスクで気がゆるんだ口元は、仏頂面とほうれい線が加速していて、加齢の気配が背中を叩く。
そうなると、言い訳のように出てくる「どうせ年だから」というセリフが私を卑屈にする。
太陽みたいにキラキラときらめく彼女。
彼女のようにおしゃれも年を重ねることも思い切り楽しみ、前進することができたならどんなにいいだろう。
そんな彼女の空気を纏うために、私が選んだのはLAURA MERCIER(ローラメルシエ)の「フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション」。
(ベースメイクに定評のあるLAURA MERCIERが“絶頂肌”と言い切るクッションファンデがついに発売されたんです)
肌にのせてみて驚いたのが、ファンデーションを塗っていないかと錯覚するほど軽く素肌コンシャスな仕上がりなのに、肌のコンプレックスだけがなくなっていること。
大人の肌特有のしなやかさや、透けるような血色はしっかりと残っているのがなんとも生っぽくていい。魔法にかかったようなその肌は、それなりに年を重ねた自分のすべてを肯定されているよう。
ふと、アクセサリーボックスを見る。
最近では、その存在すら忘れ、うっすらほこりをかぶっていた。
蓋を開けると大ぶりのコスチュームジュエリーがゴロゴロと並んでいる。世の中が、年齢が、母だから、と勝手に遠慮をして、おしゃれ心までその中に封じ込めていた。
お気に入りのウッド素材のピアスを付ける。よく見ると買った当時よりも経年変化で深みが増していて、今の私にマッチする。
(これでもいいんだけど……)
カラフルなあの彼女を思い出し、差し色にLAURA MERCIERの「キャビアスティックアイカラー 2004 MINT」をのせてみる。メタリックなピーコックグリーンは自分の中では冒険だけど、意外といいかもしれないと思えるのは、この肌のおかげだろう。
すっかり上機嫌になった私。
(なんだかかわいいやつだ)
今日は足をのばして地元で人気のバゲットを買いに行こう。
イタリアのマダムのように鼻歌を歌いながら、シチューを作るのだ。
そう思い立ち、財布を持って外に出た。
今日も夏のような日差しが輝き、私の目尻にはチャーミングな数本のシワが刻まれていた。
私もコスメの力を借りて、“あの人”の空気を纏ってみよう。
■おしゃれも年を重ねることも、思い切り楽しんでいるあの人
先日街で見かけた、健康的な肌色を活かしたカラフルコーデがかわいい人。
シンプルなスキントーンのニットにボトムにはリバティ風のカラフルなパンツ、手元には色とりどりのピクニックバッグ。
霜降りのクシュクシュソックスにサンダル合わせで、足元まで軽快だ。
健康的な褐色の肌は日を浴びて輝いていて、少し白髪の混ざったチャコールグレーのヘアとのコントラストが素敵。
艶肌に刻まれる数本の目尻のシワがなんともチャーミング!
(きっと彼女はいつも笑っているのだろう)
気がつけば、冬もとっくに終わり、夏のような日差しが輝いているというのに、全身黒の冬コーデに白いマスクが差し色の私。マスクの下はもちろんすっぴんで、昨今の自粛ムードにファッションを楽しむ気持ちや美意識まで低下していた。
マスクで気がゆるんだ口元は、仏頂面とほうれい線が加速していて、加齢の気配が背中を叩く。
そうなると、言い訳のように出てくる「どうせ年だから」というセリフが私を卑屈にする。
太陽みたいにキラキラときらめく彼女。
彼女のようにおしゃれも年を重ねることも思い切り楽しみ、前進することができたならどんなにいいだろう。
■それなりに年を重ねた私を肯定してくれるものたち
そんな彼女の空気を纏うために、私が選んだのはLAURA MERCIER(ローラメルシエ)の「フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション」。
(ベースメイクに定評のあるLAURA MERCIERが“絶頂肌”と言い切るクッションファンデがついに発売されたんです)
肌にのせてみて驚いたのが、ファンデーションを塗っていないかと錯覚するほど軽く素肌コンシャスな仕上がりなのに、肌のコンプレックスだけがなくなっていること。
大人の肌特有のしなやかさや、透けるような血色はしっかりと残っているのがなんとも生っぽくていい。魔法にかかったようなその肌は、それなりに年を重ねた自分のすべてを肯定されているよう。
ふと、アクセサリーボックスを見る。
最近では、その存在すら忘れ、うっすらほこりをかぶっていた。
蓋を開けると大ぶりのコスチュームジュエリーがゴロゴロと並んでいる。世の中が、年齢が、母だから、と勝手に遠慮をして、おしゃれ心までその中に封じ込めていた。
お気に入りのウッド素材のピアスを付ける。よく見ると買った当時よりも経年変化で深みが増していて、今の私にマッチする。
(これでもいいんだけど……)
カラフルなあの彼女を思い出し、差し色にLAURA MERCIERの「キャビアスティックアイカラー 2004 MINT」をのせてみる。メタリックなピーコックグリーンは自分の中では冒険だけど、意外といいかもしれないと思えるのは、この肌のおかげだろう。
すっかり上機嫌になった私。
(なんだかかわいいやつだ)
今日は足をのばして地元で人気のバゲットを買いに行こう。
イタリアのマダムのように鼻歌を歌いながら、シチューを作るのだ。
そう思い立ち、財布を持って外に出た。
今日も夏のような日差しが輝き、私の目尻にはチャーミングな数本のシワが刻まれていた。
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