見た目の変化は止められない。じゃあ、どうする? 40歳のいま思うこと
■「ママ、なんか顔が黒いよ」
私が自分の体の変化に気づいたのは、30代半ばのころ。体重は増えていないのにちょっと顔が丸くなってきたし、ほうれい線も出てきたような……と感じる日が増えてきて、「あれ? なんだかメイクがうまくいかないかも」と思うようになりました。
私の世代は、10代のころがギャルブームの全盛期だったこともあって、盛り盛りのフルメイクが流行った世代。30代になっても20代のころと変わらないメイクをしていたら、それがだんだん、自分の顔に合わなくなってきていることに気づきました。しかも、10代のときは健康的な黒肌が流行っていたからよかったけれど、ブームが終わってみれば、周りの人たちはみんな美白にシフトしていて……。私はもともと地黒なので、肌に透明感と清潔感がほしいなと思い、それから“美白”に熱を入れるようになりました。
始めのころは色が黒いというコンプレックスを隠したくて、ファンデーションやコンシーラーでかなり白く塗っていました。いま思えばちょっと不自然だったかもしれないのですが、30代を過ぎると、その人に全然合っていないメイクやファッションをしていても、周りも指摘しづらくなってしまうんですよね。