物を受け取るときなど、手元に視線がいく機会は意外と多いものです。そのため、手や指先の所作を少し意識するだけで、丁寧で上品な女性のしぐさとなります。
■物を持つとき
指をそろえるだけでエレガントに見える
クラッチバッグなどは、持ち方ひとつで印象が大きく変わります。下から抱えて持つのは集金持ちとも呼ばれ、野暮ったい印象に。上から指先をそろえて持つと、優雅な印象に変わります。逆にクールで颯爽とした印象にしたいときは、指先を開いて持っても素敵です。
ペンなどの小物を取り上げるときは、親指、中指、薬指の3本を使います。小指は立てずに、添える程度に。
カップなどを持つ際は、親指、人差し指、中指の3本の指で持ち手をつまむように持つと品が出ます。
■受け渡しするとき
2段階で相手に向けると丁寧で優雅な印象に
書類など物を渡すときは、自分側に向けた書類を、まず時計回りに横向きにしてから、再度回して相手に向けます。渡しながら一気に向きを変えるのではなく、2段階でゆっくりと向きを変えることで、丁寧で優雅な印象に。これは、手土産などを渡すときにも応用できます。
■指し示すとき