「どんな呼び名で呼ばれても、私たちって素晴らしいし」 〜ドリアン・ロロブリジーダの場合〜
もともとビジュアル系バンドが好きだったから自然に入れたのか、なんて素敵なんだろう!かっこいいんだろう!って釘付けになって。ハッキリとドラァグクイーンに憧れたのはあのときが最初です。マサキ少年の“女装魂”に火がついちゃったんだよね。
そこから彼のメイクを真似てみたりするようになって、ちょっとずつ女装をする機会が増えていきました。でも最初はただの趣味ですよ。LGBTのパレードで女装して歩いたり、大学の学園祭を女装で練り歩いたりっていう。
本格的に「ドリアン・ロロブリジーダ」として活動することになるきっかけは、新宿2丁目のあるクラブで開催された「若手女装グランプリ」。リル・グランビッチさんっていうドラァグクイーンに勧められてなんの気なしに出てみたら、いきなり優勝をいただけたんです。
そこからドラァグクイーンとして本格的に活動が始まりました。仕事をいろいろといただけるようになって、なんやかんやあり、今もどうにか口紅を引き続けてる。そんな感じです。
ドラァグクイーンの中には、普段のすっぴんの自分とクイーンとしての人格を使い分けてる方もいるんだけど、自分の場合はどちらも一緒。ドリアンはあくまでも「マサキくん」