もうすぐサンダルの季節。サロンケア×ペディキュアで素足の準備を
■山男の「大福かかと」に敗北した日
きっかけは、夫のふとした一言。
「妻さんの肌はきれいだけれど、唯一、かかとだけはおれの方がなめらかだよね」
ふたりしてベッドに入り、さあ眠ろうかというタイミングで放たれたその一言に、虚をつかれた気分でした。
なんせ夫さんは筆者より7歳上で、しかも大の山好き。美容には全く頓着しないタイプです。男性の、年上の、山好きな人のかかとを硬いと決めつけるわけではないけれど、そのほかのすべての部位と同様に、かかとだって当然、夫よりも自分の方がなめらかだと疑いなく考えていたのです。
「いや~またまたぁ、7つも歳上の山男よりかかとが硬いだなんてこと、あるわけないでしょう」と触らせてもらった夫のかかとはしかし、驚くほど柔らかでした。あまりの衝撃に、消したばかりの電気をつけ直して、夫のかかとをまじまじと観察。表面はスベスベで大福みたいだし、その上、ほんのりとピンクみが差していて透明感すらある!
対する筆者のかかとは硬く、ところどころ角質がスジ状にささくれている始末。
これまで標準的だと思っていた自分のかかとですが、改めて見つめなおしてみると、がすがすに乾いたフランンスパンのような手触りです。