更年期障害の原因と症状。個人差がある更年期の不調への対策法は?
ただし、更年期を生きるすべての人が疲れやすさで悩んでいるわけではありません。その症状は人それぞれ違います。
「肩こりと腰痛がひどいなぁ」
「ほてりと汗をかくことが大変」
「めまいや頭痛が辛いなぁ」
などなど。不調の症状には個人差があります。あなたは、どの症状を一番に感じていますか?
更年期症状の原因は、ひとつじゃない
更年期障害による不調には個人差があるとお伝えしましたが、その原因にもさまざまな要素が存在し、複雑に絡み合っているのです。
どの症状を一番に感じているかは、どの原因に強く影響されているか? ということに繋がってきそうです。
「原因」は、大きく3つ。
それぞれの概要を今から紹介していきますが、症状に個人差が生まれるのはこの3つの原因が複雑に絡み合っているから。
「私はこのくらいの症状だったから、あなたも仕事ができるはず」「私はこんなに辛かったけれど、どうしてあの人はあんなに元気なんだろう?」と同じ“女性”でも相互理解が及ばないことがあるのはこのため。
もし、辛い症状に悩んでいる人をみたら、自分とは違う原因を抱えているのかも……。
更年期の不調原因その1.身体的因子
閉経する数年前から女性ホルモンであるエストロゲンは大きくゆらぎ、閉経とともに急激に減少します。