ビューティ情報『あの日、母は私に包丁をつきつけた。もし身近な人が更年期障害に苦しんでいたら』

あの日、母は私に包丁をつきつけた。もし身近な人が更年期障害に苦しんでいたら

■いつも明るく元気な母から、包丁を向けられた日

——永田さんのお母さんが更年期に差し掛かったのは、永田さんが中学生のころ。具体的にはどのような症状がみられたのでしょうか?

うちの母は「目が乾く」という症状から始まったんです。更年期って「ホットフラッシュ(のぼせやほてり)」のような症状が起こるイメージがあると思うんですけど、母はそうじゃなかった。普通、目が乾いたからって婦人科には行かないじゃないですか。だから眼科に行くわけです。

「ではこの目薬とこの飲み薬を飲んでください」と錠剤を処方されて帰ってくるんですけれども、今度はその錠剤が喉にくっついちゃって飲み込めない。これは粘膜の乾燥のせいなんです。で、今度は耳鼻科に行く。
そんなことが続いていました。

母が本当に行くべきだったのは婦人科で、必要な治療も目薬や大量の飲み薬ではなくホルモン補充療法だったのですが……。

ほかにも、うつ症状がありましたね。病院で時間もお金も使うのに、体調も良くならないと気が滅入るじゃないですか。そこに私の父ですよ! 母にとったら夫ですが、理解が全くないわけです。「仕事もしてないのに怠けないで」みたいなことを言われて、症状が悪化していきました。

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