野宮真貴「更年期は人生を見つめ直すかけがえのない時期」成熟した女性になるために実践したこと
ドライマウスになって、レコーディングのときにリップノイズが気になるようにもなりました。
■心身の不調を支えてくれた「植物療法」と「MY婦人科」
——野宮さんは体の不調を改善するにあたって植物療法(フィトテラピー)の勉強を始められたそうですが、どういったものなのでしょうか?
フィトテラピーは、植物が持つ薬理効果を利用して、症状を緩和させる療法です。植物のなかには女性ホルモンに似た作用を有するものがあり、更年期の心身の変化を穏やかにしてくれるんです。私はホットフラッシュに悩まされていたころに、ペパーミントのエッセンシャルオイルから手作りしたクールダウン用のスプレーを使ったりしていました。
フランスでは、街の植物薬局(※1エルボリステリア)でサプリメントが簡単に手に入るので、パリへ行くたびに購入して飲んでいましたね。今では日本でも簡単に手に入れることができますよ。ハーブティーやチンキ剤、アロマなどで取り入れる方法もあります。
※1:ヨーロッパの人々の暮らしに根ざしている、ハーブ薬局。
身体の不調を感じたとき、相談に行くと植物の知識が豊富な薬剤師が親切丁寧に個人個人に合ったハーブやケアを提案してくれる。