「美しく歳を重ねる人でありたい」とは多くの方が願うことだけれど、そもそも美しく歳を重ねるってどういうことなのだろう。
自然体で、上品で、清潔感があり、そして何よりも心の豊かさがその佇まいに現れている――私が思う美しく歳を重ねている人のイメージだ。
そんな人に、他人は美しいという気持ちを抱くように思う。
決して、若作りをしていることではない。
年齢を重ねるということは、日々若さを失っていくのと引き換えに、楽しいことや嬉しいこと、悲しく辛いことも、全部ひっくるめた豊富な経験からくる心の豊かさが、人となりににじみ出てくることである。
そして、もちろん外見も大切。
それは容姿の美しさではなく、上品さと清潔感とそして“こなれ感”。
「がんばっている感」が出すぎるのは望ましくない。
一生懸命やっていても自然体に見えるような、やりすぎていない感じが理想。
■アラフォー以降は「引き算」を考える
日本人には特に“かわいい系”を好む人が多く、年齢と共に何かとプラスする傾向が多いように思う。
髪もお洋服もストッキングも靴もバッグも、フリフリにキラキラ。
フリフリやキラキラが悪いわけではない。
全身がそうだと、もうお腹いっぱい。