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“おばさん”はなぜショートヘアにするのか|白髪・薄毛・くせ毛問題

DRESS
美容に関するお悩みがあれこれ出てくるDRESS世代。40代前後は肌状態の変化だけでなく、髪にも問題が出てくる時期です。

まだ髪の悩みとは無縁の世代からは「どうしておばさんになると、髪を短く切る人が多いの?」なんて無邪気な疑問が飛んできそうですが、その理由は明白。ショート化する最大の原因は「白髪」です。

髪にツヤやコシがなくなってロングヘアに耐えられなくなるから、というのもありますが、白髪が気になって髪を短くする女性のほうが、断然多いのではないでしょうか。

■ロング、ショート、白髪が目立たない髪型は?

“おばさん”はなぜショートヘアにするのか|白髪・薄毛・くせ毛問題


私自身も40歳になったとき、髪をばっさりショートにしました。若い頃から大人の女性のショートヘアに、なんとなく憧れを抱いていたのが最大の理由ですが、白髪問題もひとつのきっかけ。

それまでもチラホラ出てきたかな? とは思っていたのですが、40歳を境にググッと白髪の割合が増えてきました。
もともとカラーリングに抵抗があった私は、ここがショートのタイミングだとばかり、サロンへ駆け込んだのでした。

しかし担当スタイリスト氏の放った「ショートにしても白髪が目立たなくなるわけじゃないですよ」という情け容赦ない言葉にがっかり。曰く、ロングは髪が長い分、確かに白髪の割合が大きく目立つ気がするけれど、ショートはショートで白髪がぴょこんと飛び出したり、生えてきた白髪が目立ったりするため、どっちもどっちです、と。言われてみれば確かにそうですね。

ショートにする利点は、白髪を目立たせないことではなく、カラーリングなどのケアが幾分楽になることだとか。とくに自宅カラーリング派の人は、短い方がラクでいいのでは、という話でした。

■女性が白髪染めをする理由


いくつになっても若々しく溌剌としていたい。でも、年々顕著になる自然な老化はきちんと受け入れたい。
個人的にはそう考えています。20代の頃と40代の今では、肌だって髪だって変化があるのは当然のこと。

無理して若さにしがみつかなくても、ありのままでいいじゃない、と。でも、やっぱり白髪は気になってしまう。私の周りの白髪ひとつない友人知人に白髪の悩みを告白しても、「あら、私だって染めてるわよ」と返されることがほとんど。やはり多くの女性がカラーリングなどの白髪ケアをしているのでしょう。

さほど白髪を気にしない男性に比べ、女性の方が圧倒的に白髪ケアを徹底しているのは、「白髪を染めるのは身だしなみ」と考える人が多いからだというアンケート結果もあります。

40歳前後から白髪が気になってくる人が多い一方で、「白髪がカッコいい有名人」として名前が挙がる女性は、もう少し上の年齢の方が多いようにも思います。


シニアと呼ばれる年齢になって、ようやくありのままの白髪ヘアを解禁できるというイメージはまだまだ強い模様です。

■白髪がカッコよく似合う大人になりたい

“おばさん”はなぜショートヘアにするのか|白髪・薄毛・くせ毛問題


生き方やライフスタイルが多様化する現代。

年齢なりの体の変化はきちんと受け止めて、自然体で生きていけばいい。無理して若さにしがみつく必要はない。そんな風潮は徐々に強まっていて、自然体で素敵な大人女性は増えています。

そんな時代でも白髪を受け入れる決断ができない人が多いのは、日本人がもともと黒髪で白髪が目立ちやすいから、という理由もあるでしょうが、白髪が素敵な40代女性のイメージがいまいちピンとこないからかも。

「もう、白髪を染めるのはやめました。自然な髪色で過ごします」。


そんな風に潔く割り切ってしまいたいという思いはありつつも、今日もせっせとカラートリートメントでケアする私。

白髪ケアをしていない人がだらしないとも、身だしなみがなっていないとも思わないけれど、自分の白髪はやっぱり気になるし、白髪を「着こなす」ほどにはまだ人間として成熟していないのでは、などとも考えます。

年齢的にはもうすっかり大人だけれど、中身はまだまだ未熟者。これが自分の白髪をなかなか受け入れられない理由なのかもしれません。自然な白髪が似合う素敵な大人に成長したいものです。

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