もしやグルテン過敏症? その症状、小麦グルテンのせいかもしれません
人により程度もさまざまで、軽い症状のために、自覚している人が少ないのが現状です。
◼︎グルテンとは? 小麦アレルギーとの違い
では、そもそもグルテンとは一体何でしょうか?
グルテンとは小麦に含まれている「グリアジン」と「グルテニン」というたんぱく質で、パンなどを作る過程で水と結合し、グルテンになります。
グルテン過敏症の人は、このグリアジンに過敏に免疫反応を起こします。
同じ小麦に反応するもので、小麦アレルギーがありますが、こちらは小麦に含まれるグルテン以外のたんぱく質にも免疫反応を起こし、かゆみ・痛み、じんましん、アナフィラキシーなど、比較的早くアレルギー症状が出ます(中には遅延型もあります)。
これに対しグルテン過敏症は、少し間を置いて症状が現れる場合が多く(遅延型)、食物を消化・吸収するための酵素不足・欠如が原因となる疾患という違いがあります。
さらに重い症状を挙げると、グルテンが原因で自分の小腸を攻撃してしまい、小腸から栄養を摂取できないセリアック病という自己免疫疾患もあります。
◼︎グルテン過敏症かどうかを判断するには、“抜く”のが一番
グルテン過敏症やセリアック病であるかどうかを調べるためには、血液検査と遺伝子検査があります。