■背中の「癖」がバストアップの妨げに
バストアップしたいからと、大胸筋を鍛えるトレーニングや、バストの脂肪を集めるトリートメントなど、バストだけにアプローチをかけるのは効果的ではありません。
背面側と正面側のバランスが取れていなければ、バストの脂肪は背中や脇に流れてしまいます。つまり、バストアップを目指すなら、背中へのアプローチが重要です。
しかし、背中の「癖」が美バストになるのを妨げている――そう見える女性は少なくありません。
■背中を整えずして美バストにはなれない
デスクワークやスマホ操作のときの姿勢をイメージしてください。肩が内に巻き込み、頭が前に出てバストの位置は下がり、お腹は潰れる。
逆に、背面は背骨が曲がり、肩甲骨が開き、内に入っている肩は後ろから見ると肩が上がって大きな負担をかけている状態。
長時間この姿勢をしていると、体が丸まる力が強まって、筋肉が緊張状態に。伸縮性を失い、硬くなって、可動域が狭まります。さらに疲労も溜まり、代謝が落ちて、脂肪も付きやすくなる。
こうして背中がガチガチに固まり、丸くムッチリ大きくとなると同時に、背中の筋肉が引っ張られて、バストの脂肪が流れ、バストの形が崩れたり離れ乳になったりするのです。