歳をとるのは自然の摂理であり、決して悪いことではありません。しかし、老化が進んでしまうと、当然ながらがんや認知症など、加齢に関連するさまざまな病気にかかりやすくなり、見た目も老けてしまいます。
私自身は30代半ば頃からアンチエイジング生活を本格的に始めました。おかげで体内年齢は20代後半を維持できており、42歳になった今、実年齢より若く見られることが多くなってきました。老化のスピードはコントロールできるのです。
■老けて見えたくない……まずは「酸化」「炎症」「糖化」を知ろう
若く見える人と、老けて見える人は何が違うのでしょうか。長生きの家系、短命の家系があるのは事実で、生まれ持った遺伝子によって、老化のスピードが影響されている部分もあります。
しかし、一般的には遺伝子が寿命に影響する割合は約25%と言われています。
なぜこのようなことがわかったかというと、まったく同じ遺伝子を持つ一卵性双生児の、それぞれの寿命を調べたのです。
もし、寿命が遺伝子によって完全に定められているとすれば、同じ遺伝子を持つ双子なら、必ず同じ年に寿命を迎えるはず。しかし、実際はそうではありませんでした。
では、いったい何が双子の運命を分けたのでしょうか。