気になる髪のパサつき、広がり。正しいヘアケアと改善方法
20代までは気にもしなかった髪のトラブル。髪は30代の半ばすぎくらいから、大きくコンディションが変わってきます。
そのうちのひとつが乾燥です。髪の約15%程度が水分として保持されていると、良いコンディションと言えます。一方、頭皮や髪から油分が失われると、髪の内部の水分を保持する力がなくなり、パサパサとしてきてしまうのです。
■髪が乾燥すると、広がってしまう理由
髪がパサつくと広がってしまうのはなぜでしょうか?
まず、ダメージヘアの仕組みから説明します。
髪を守っているキューティクルが傷つくと、髪の内側からたんぱく質が流出し、ダメージホールと呼ばれる穴ができてしまい、そこから水分が入り込んでいきます。
髪は水分を含むとやや膨らんでいく性質を持ちます。
加えて、ダメージの程度が髪の箇所によって異なるため、髪一本の中でうねりが生じ、結果的に広がってしまうのです。
また、キューティクルが開いていると、空気中の水分まで吸収してしまうことも。
キューティクルはもともと水を弾く性質を持つため、きちんと閉じている状態であれば水分を吸収しにくくなっています。
ダメージによってパサついている状態は、必要な油分がほとんど足りていない状態です。