冬の唇荒れに負けない。ぷるぷる唇のつくりかた【百木ゆう子】
冬に唇が荒れる理由
唇の荒れの主な原因と言えば、まず挙げられるのが空気の乾燥です。皮脂腺がなく角層の薄い唇は、もともと水分を失いやすく乾きやすい部分。
そのため空気の乾燥する冬は、唇の荒れが頻発する季節なのです。実際、「普段はなんともないのに、冬だけは唇が荒れる……」という方は多いですよね。
また、唇の舐めグセが出やすいのも冬です。空気の乾燥が原因で唇が乾き、つい舐めてしまう→さらに乾燥する→また舐める……といった悪循環にはまり、唇の荒れが常態化します。
入浴してふやけた皮膚は、そのまま乾くと今度は逆に乾燥しますが、それと同様のことが起こってしまうのです。
唾液には潤い成分が入っておらず、唇の乾燥・荒れを加速させるだけです。
舐めグセのある方はこのことを肝に銘じて、唇舐めをやめるよう努力なさってください。
子どもにも出やすいクセなので、保護者の方はよく注意してあげましょう。舐めグセがエスカレートして唇の周囲まで舐めるようになると、その部分の皮膚もカサつくのはもちろん、次第に黒ずんでくることも。
さらに、冬は風邪の季節でもあります。風邪を引くなど、免疫力が落ちているときにはヘルペスウイルスが活性化しやすく、その点も要注意です。